こんにちは!
小さなお子さんがいるご家庭では、クリスマス時期が近づいてくると
「サンタさんくるかな!?」
「何お願いしようかな!?」
という話題で盛り上がるのではないでしょうか。
我が家ではサンタクロースの存在を教えておらず、
クリスマスには一緒におもちゃやさんに行って選んでもらっているのですが
上の子が幼稚園に行くようになったので今年はサンタさんの話題が出そうです。笑
お子さんが小学生くらいになると、
子供たちの間ではいるとかいないとか、信じる・信じないとか
大人たちの間では夢を持たせるとか真実を教えるとか・・・
そんな論争は必ず起こりますよね。
そこには「サンタクロースなんていない」という前提があるわけですが「見たことないから、いないはず」というのもちょっと安直ですよね。
空飛ぶトナカイにソリを引かせて・・・という絵本の中のサンタさんは別として、
「サンタクロース」という人物も職業も実際にありますから、私は堂々と大真面目に「サンタクロースはいる」と教えるつもりです。
この記事では、サンタクロース伝承のモデルになった司教についての詳しい話や赤い服の謎、黒いサンタクロースについて紹介しています。
大人になった今だからこそ、サンタクロースに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか*^^*
目次
サンタクロースのモデルは?
サンタクロースというのは4世紀ごろに実在していた司教、ニコラウスのことです。
ニコラオス、ニコラ、ニコラオ、ニコライとも言われていますが読み方が違うだけで同じ人です。
ニコラウスは聖人として崇められており、教会では「聖(セント)ニコラウス」と呼ばれていました。
オランダ語にすると「シンタクラース」。
のちにオランダ人がアメリカに渡るときに「サンタクロース」と伝えました。
ニコラウスには弱者を助ける伝承がたくさんありますが、現在のサンタロースに通じるものとして、貧しい家族を救った話があります。
それを知ったニコラウスは窓から多額の金貨を家に投げ入れます。
その金貨で身売りを免れ、娘たちは幸せな結婚ができました。
投げ入れた金貨が、たまたま暖炉にかけてあった靴下に入ったという話もあります。
ニコラウスは無実の罪で死刑にされそうになっている市民を救ったりと、人を助け、幸せを願う愛に満ちた司教でした。
イメージのサンタクロースそのものですね♪
日本ではクリスマス当日の25日か前日の24日にサンタクロースからプレゼントを貰うのが一般的ですが、
国によってはニコラウスの命日である12月6日にプレゼントを渡すようです。
サンタクロースが赤い服を着ているのはなぜ?
サンタクロースと言ったら赤に白い縁取りの服ですよね!
オレンジやピンクの服を思い浮かべる方は皆無でしょう。
サンタさんが赤い服を着ているのは、コカコーラ社が広告に採用するときにコーポレートカラーである赤と白を使ったから。
…と思っている方も多いのではないでしょうか。
私もずっとそう思っていたのですが、実はそれは誤りです。
コカコーラ社が広告として採用するずっと前から赤い服でした。
現在のサンタさんは、上下ともゆったりした赤い服と赤いナイトキャップでパジャマのような服装ですが、もともとは司教服でした。
ニコラウスは赤い司教服を着ていたと言われています。
ですが、国によっては緑だったり茶色だったり、色のイメージはバラバラでした。
1931年、コカコーラ社が
「サンタクロースの赤と白の服はコカコーラ社のコーポレートカラーと同じ!」
ということで広告に採用。
そのことをきっかけに「サンタは赤い服」という全世界共通のイメージができたと言われています。
サンタクロースには黒サンタもいるらしい?
赤いサンタクロースのほかに黒いサンタクロースもいると聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
ドイツにはサンタクロースは双子だという説もあり、赤い服のサンタクロースのほかに黒い服(または茶色の服)のクネヒト・ループレヒトがいます。
いい子には赤いサンタがプレゼント、悪い子には黒いサンタがお仕置きをするというもの。
お仕置きの内容は色々あって、灰の袋で叩かれたり、嬉しくないプレゼント(石や石炭など)を渡されたりするようです。
誘拐される、森に捨てられる・・・などなど、似たお話は他の国にもあり
「サンタさんがくるよっ!」
というのが脅し文句になることもあるようです。
日本でいうところの「なまはげ」ですね!
サンタクロースのモデル まとめ
・国によってはニコラウスの命日である12/6にサンタクロースが来る。
・サンタクロースの赤い服は司教服。
・コカコーラ社が広告に起用したことでサンタの赤い服が全世界共通のイメージになった。
・赤いサンタクロースのほかに黒サンタもいる。
・いい子には赤いサンタがプレゼント、悪い子には黒サンタがお仕置き。
今回の記事では、サンタクロースのモデルとなったニコラウスについてと赤い服を着ている理由、黒サンタについて紹介しました。
ニコラウスは弱者を助け、しかもその姿を人に見せないということで現代までサンタクロースの伝承として受継がれているのも頷けますね♪
私もニコラウスを見習い、人に見られていないところでも愛ある行動が取れるようになりたいなと思いました。