こんにちは!
ハロウィンが終わり、12月になると街中がクリスマス一色になります。
お店や子供向けのイベントではサンタクロースの衣装を着たスタッフも
よく見かけますよね♪
お子さんをお持ちの方なら分かるかと思いますが、
こっそり用意したプレゼントに気づいた子供たちの
驚きつつも嬉しそうな笑顔は本当に幸せな瞬間です*^^*
子供にとっても、「サンタさんからの」プレゼントは
特別で価値のあるものですよね♪
実際のところは両親が自分の子供にプレゼントを用意するのですから
「本当はサンタクロースなんて存在しない」と思っている大人は多いです。
でも、実は世界中に本物のサンタクロースとして活動している方がいて
あなたももしなりたいと思えば本物のサンタクロースになることができるんです。
この記事では、本物のサンタさんである【公認サンタクロース】について
資格や条件、仕事内容、女性でもなれるのかどうかについて紹介しています。
雑貨屋さんのサンタクロース衣装を着れば気軽にサンタさんになれますが、
「サンタクロース気分」ではなく、本物のサンタクロースとして
子供たちの喜ぶ顔が見たい!
世界中で愛されたい!
そんな方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか*^^*
目次
サンタクロースになるには?
「サンタクロースはいない」と思っている方も多いですが、
本物のサンタクロースとして活動できる「公認サンタクロース」という職業があります。
時々公認サンタクロースの募集があり、
試験に合格すれば本物のサンタクロースとして活動できます。
日本ではパラダイス山本さんが有名ですね。
公認サンタクロースの概要や、公認サンタクロースになるための試験について紹介します。
本物のサンタさん【公認サンタクロース】とは
公認サンタクロースは、グリーンランド国際サンタクロース協会が認定する
世界で唯一「本物」と言えるサンタクロースです。
グリーンランドに住む長老サンタクロースを補佐するために作られました。
昔は長老サンタクロースが一人でサンタクロースの仕事を行っていましたが、
現在は世界に約180名いる公認サンタクロースが
手分けして仕事をしています。
公認サンタクロースの資格は1年ごとに更新され、
サンタクロースの条件を満たさなくなったときや
問題を起こしたときには
資格を剥奪されることもあります。
過去には、サンタクロースの衣装のまま飲酒をした公認サンタが
資格を剥奪されるという事件もありました。
公認サンタクロースになるための試験
試験に合格しさえすれば本物のサンタクロースになれる。
・・・とは言っても、その道のりは簡単なものではありません。
数々の試練を乗り越えて選ばれた一握りのエリートだけがなれる
厳しい世界です。
まず第一の試験が書類審査。
次の章でも詳しく紹介しますが、
サンタクロースの条件を満たしているかどうかをチェックされます。
書類審査に合格すれば、後日協会から連絡があり
デンマークで次の試験を受けます。
次の試験は一番の難関で、脱落者続出の実技試験です。
ここではサンタクロースになるための体力をチェックされます。
↓
はしごを上り、煙突から中に入る
↓
もみの木の下にプレゼントを置く
↓
お礼のクッキーと牛乳を静かに完食(起こさないように!)
↓
煙突を登り、国旗をにこやかに振る
↓
はしごを降り、50m走る
この内容でタイムを競い、上位2名が次の試験に進むことができます。
選考基準は2分以内。
タイムアウトは失格となります。
サンタ衣装の重装備でこれだけアクティブに動くのもかなり大変ですね^^;
サンタクロースを目指す方は要練習です!
実技試験をクリアした優秀な2名は
長老サンタクロースとの面接を行います。
面接は英語かデンマーク語。自己紹介などを行います。
その後、身だしなみ審査として衣装の審査があります。
サンタクロースの衣装は自国の風習や特色を盛り込んだ
オリジナルのものであることが求められています。
ちなみに日本のサンタさん、パラダイス山本さんのサンタ衣装は
パイル地のふわふわしたものですね。
他の国では、サンタクロースの起源にならって司教服にしているところもあります。
※ サンタクロースの起源やモデルについては
こちらの記事をチェックしてくださいね♪
最後にサンタ語(HOHOHO)で書かれた宣誓文を
出席している公認サンタクロースの前で朗読します。
その場の全員が納得するまで繰り返されます。
全ての試験が終わった後、長老サンタクロースが
公認サンタクロースに意見を聞き、
全員の承認があれば晴れて公認サンタクロースの仲間入りです。
サンタクロースは夢のある職業ですが、
実は色々な能力が求められていて、かなり険しい道であることが分かります。
サンタクロースの資格は女性でも取れる?
サンタクロースと言ったら、ふくよかなおじいさんのイメージですよね。
女性でもサンタクロースになることはできるのでしょうか。
公認サンタクロースになるための条件を紹介します。
サンタクロースになるための条件
公認サンタクロースになるには4つの条件があります。
② 子供がいること
③ サンタクロースとしての活動経験があること
④ サンタクロースに相応しい体型であること
離婚などで、公認サンタクロースになった後に
条件を満たさなくなった場合は資格を剥奪されます。
④のサンタクロースに相応しい体型というのは
具体的には衣装込みの総重量が120kg以上、と決められています。
試験では体重のチェックも行われますが、
パラダイス山本さんは微妙に体重が足りず
ミネラルウォーターをがぶ飲みしてギリギリで通過した、
という逸話もあります。
100kg超えの体重をキープしつつ、
実技試験に向けた特訓を行わないといけないと考えると
なかなか大変そうですね^^;
女性は公認サンタクロースになれる?
なかなか厳しい条件ですが、
女性でも試験に合格すれば公認サンタクロースになることができます。
実際に女性の公認サンタクロースも活動中です。
女性にとってネックになるのが条件④の体型かと思いますが、
なんと女性の場合、例外的に④は除外されるようです!
ちょっとだけハードルが下がりましたね♪
サンタクロースの仕事内容
サンタクロースの仕事というと
「子供たちにプレゼントを配ること」
・・・くらいしか思いつかないですよね。
クリスマス期間だけと思われがちなサンタさんのお仕事ですが
実は夏でも忙しく活動しています。
サンタクロースの仕事
サンタクロースの仕事の中で代表的なのがプレゼントを配ることです。
公認サンタクロースは病院や施設などを訪問し
家族とクリスマスが過ごせない子供たちにプレゼントを配ります。
その他、商業施設でのイベントに参加したり
アジア圏では、パラダイス山本さんがクリスマスの文化や
クリスマスの過ごし方を伝えたりしています。
また、毎年7月に行われる「世界サンタクロース会議」に出席することも
サンタクロースとしての大切なお仕事です。
世界サンタクロース会議はデンマークのコペンハーゲンで行われ、
(公認サンタクロースの試験も併せて行います)
世界各国の公認サンタクロースがクリスマスの過ごし方やプレゼントについて
話し合います。
公認サンタクロースには、自宅から会場までサンタクロースの格好でいることが
義務付けられています。
7月といえば日本では真夏。
真冬の格好で電車に乗り、飛行機に乗り、にこやかな笑顔で過ごす・・・。
サンタクロースには強い精神力も必要ですね。
サンタクロースの給料
サンタクロースは夢のある職業ですが、
一番気になるのは収入面ではないでしょうか。
これから本物のサンタさんを目指すのであれば
サンタさんの給料だけで生活できるのかどうかは重要な問題です。
結論から言うと、サンタクロースに給料はありません。
サンタクロースはあくまで慈善事業であるため、
それに対する報酬は無し、という考え方です。
イベントや各国訪問で報酬がもらえることもありますが、
交通費や宿泊代までは出ないので
結局赤字になる場合も多いようです。
もちろん、毎年行われる世界サンタクロース会議も
交通費や宿泊費は自腹で捻出する必要があります。
公認サンタクロースの条件でもある、
結婚していてお子さんのいらっしゃる方にとっては
サンタクロースの収入だけで生活していくことは厳しいです。
公認サンタクロースの仕事の合間を縫って別の仕事をするか、
不労収入をいくつか持つなど
別な収入源を持つこともサンタクロースを続けていく上で大切です。
サンタクロースになるための資格や条件 まとめ
・サンタクロースの条件を満たし、試験に合格すれば公認サンタクロースになれる。
・女性でも公認サンタクロースになれる。その場合、体型の条件は除外される。
・毎年7月に世界サンタクロース会議が行われる。
・サンタクロースの仕事は施設訪問やイベント、クリスマス文化を伝えるなど。
・サンタクロースは慈善事業のため、給料はなし。
サンタクロースになるための条件やサンタクロースの仕事、
収入面について紹介しました。
本物のサンタクロースがいるということ、
そして条件を満たせば自分も本物のサンタクロースになれるということは
とても夢のあることですよね*^^*
でも、その道は本当に厳しいものであることが分かるかと思います。
昔の私は
「サンタさんはクリスマスしか仕事がなくて楽でいいな」
なんて思っていましたが、そんなことなかったみたいです^^;
(サンタさん、ごめんなさい!)
日本で二人目の公認サンタクロースを目指す方には
ぜひ覚悟を持って臨んで欲しいなと思います。
サンタクロースの職業について興味を持ったら
パラダイス山本さんの著書もぜひ読んでみてくださいね♪