こんにちは!
食事をしようと口を開けた瞬間、口の端に感じるピリッとした痛みと違和感・・・。
口の端が切れたり炎症を起こす口角炎ってなかなか治らなくて厄介ですよね><
私自身も子供の頃からよく口角炎になっていて、痛みもあるし見た目も恥ずかしいしでとても困った経験があります。
昔は親から「それ、食べすぎでなるんだよ~」とよく言われていました。
そして今現在も口角炎ができているのですが、夫からは「胃の調子が悪いときにできるんだよな~」と言われました。
でも、特別胃を酷使した記憶がなくても、ふと気づくと出来ていることってありますよね。
この記事では、口角炎の原因と治し方についてまとめました。
口角炎は口の端にできるということもあって、食事や欠伸などで口を開けた拍子に傷口が開いてしまい、いつまでも治らずにズルズル長引くことが多いです。
「なかなか治らないけど、でもこれだけで病院行くのも・・・」
と思っている方のため、生活習慣で気をつけることや必要な栄養素、市販薬を中心にまとめました。
ぜひこの記事を参考に、気になる口角炎を早く治して食事やカラオケを楽しんでくださいね!
目次
口角炎の原因と治し方
ふと気付くとできている、口角炎。
まずは口角炎ができるメカニズムを知っておきましょう!
口角炎ができる原因が分かれば、前もって予防することもできます。
口角炎の原因
口角炎の原因は色々ありますが、一番多いのがカンジダという真菌(カビ)によるものです。
カンジダはもともと口の中や消化管などに常にいる常在菌のひとつで、特に悪さをする菌ではありません。
普段は増えすぎないように免疫が管理してくれています。
それが、疲労などで免疫力が下がったときに増殖してしまい発症するという流れです。
健康なときにはなんともないカンジダ菌。
口角炎はいわゆる日和見感染のひとつです。
口角炎ができるということは免疫力が落ちているということ。
最近の生活でこんなことはありませんでしたか?
- 不規則な食生活
- お酒の飲みすぎ
- タバコ
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレス
ストレスというと「つらい」「苦しい」というイメージですが、人間関係や生活環境が大きく変わるライフイベントもストレスの要因になります。
結婚や出産、マイホームの購入など、喜ばしいことがあると、そこに隠れた疲れや不安に気づきづらくなるものです。
自分の心と体にしっかり向き合うようにしてくださいね。
口角炎の治し方
治し方としては、バランスのよい食事と適度な休息で免疫力を高めること。
免疫力を高める生活をしていると治った後も口角炎になりにくくなります。
口角炎になるとどうしても口の端が気になってしまいますよね。
口角を舐めたりかさぶたを剥がしたりすると治りも悪くなってしまいますので、しっかり治るまで無闇に触らないようにしましょう。
また、冒頭には「食べ過ぎるとできる」「胃の調子が悪いとできる」と書きましたが、東洋医学では胃の不調が口の周りや口の中、唇に現れると考えられています。
- 食べすぎ・飲みすぎ
- 辛いものを食べた
- 味の濃いものを食べた
- 冷たいものを食べた
などなど思い当たることのある方は胃に優しい食事を心がけてみてくださいね!
口角炎は免疫力の低下で起こりますが、例えば癌や白血病など重篤な病気で全身の抵抗力が弱っている時にも発症しやすいです。
なかなか治らなかったり、よく繰り返す場合はたかが口角炎と思わずに受診するようにしましょう。
口角炎を治す食べ物
口角炎はビタミンB2とB6が不足した時にも発症しやすいです。
ビタミンB2とB6は皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。
それらが不足することで粘膜が弱くなって口角炎が起こりやすくなる、という仕組み。
口角炎で病院を受診すると、抗生物質のほかビタミン剤を処方されることも多いです。
なので、口角炎を食事で治そうと思ったら、ビタミンB2やB6を豊富に含む食べ物を選ぶといいですね。
ビタミンB2、B6をしっかり補うことで予防にもつながります。
ただ、ビタミンBは体内に蓄積しておくことができず、余った分は体外に排出されてしまいます。
(摂り過ぎの心配がなく安心ではありますが・・・)
なので、たくさん摂ればその分はやく治るということではなく、必要な分を毎日取る必要があります。
レバーはビタミンB2、B6の両方を含んでいますが、よほどレバー好きでもなければ毎日毎日食べ続けることは難しいですよね。
私の場合は臓物も魚介類も苦手なので、B6が豊富に含まれているといわれる食べ物はどれも食べられないものばかりです><
そんな時はビタミンB群のサプリを飲むのがおすすめです。
サプリでとる場合は極端にB2だけ、B6だけにすると栄養素が偏ってしまいます。
ビタミンB群はお互いに助け合って機能しているので、サプリで摂るならバランスよく補える「ビタミンB群」を選びましょう。
アルコールを飲む方なら、アルコール代謝を助けて二日酔いを防ぐ効果もありますし(B1・B3)、肌荒れに悩む方も皮膚や髪の健康を保つ効果(B7)が得られるのでおすすめです。
口角炎の市販薬のおすすめは?
口角炎は市販薬で治すこともできます。
前章までに書いた原因や不足している栄養素から、殺菌効果の高い傷薬やビタミン配合のリップクリーム、胃薬などがいいでしょう。
口角炎におすすめの市販薬をいくつか紹介します。
ここで紹介するものはどれも「医薬品」なので、口角炎が治ったあとに普段のリップクリームとして常用するのはやめましょう。
メンソレータムメディカルリップ
メンソレータムメディカルリップは口唇炎や口角炎の治療に使われる市販薬です。
チューブタイプのものとジャータイプのものがあり使いやすいほうを選べるのもいいですね。
「病院に行かずにキレイに治った」
「うるおって柔らかい唇になった」
「べたつかずサラっとしている」などなど、人気の高い医薬品です。
メンソレータムと聞くと「あぁ、スースーするのかな・・・」と思いますよね(私自身スースー系が苦手で避けています・・・><)!
ですが、このメンソレータムメディカルリップはメントール無配合なので、清涼成分が苦手な方や炎症が酷くて敏感になっている唇にも安心して使うことができます。
モアリップ
モアリップは資生堂から出ている口唇炎・口角炎の治療薬です。
「即効性があり、すぐに治る」
「口角炎ができにくくなった」という声もあります。
清涼成分が含まれているので、スースーするのが苦手な方は注意してくださいね!
デンタルピルクリーム
デンタルピルクリームは口角炎・口唇炎のほか、歯肉炎や口内炎にも使える治療薬です。
上の二つよりも少し価格は高めですが、抗炎症作用に優れていて軽い症状なら一晩で治るのがおすすめポイントです。
さらさらとしたゆるいクリームなのでベタッとした感触が苦手な方も使えます。
ステロイドが入っていますので不安な方は避けたほうがいいですね。
オロナイン
おなじみの家庭の常備薬です。
一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
オロナインは殺菌力に優れていて、口角炎だけでなくすりきず・きりきず・やけど・吹き出物・・・などなど様々な怪我や炎症に効果を発揮します。
「何を試しても一向に治らなかったのに、オロナインですぐに治った!」という方も多いです。
ステロイドが配合されていないので安心して使えるのもポイント!
1本あると重宝するお薬です。
口角炎の原因と治し方 まとめ
・免疫力の低下によって口角炎ができやすくなる。
・バランスのいい食事と休息で免疫力アップ!
・胃の不調が原因になることもあるので胃に優しい食事を心がける。
・ビタミンB2とB6が不足すると粘膜が弱くなり口角炎が出来やすくなる。
・ビタミンB群は蓄積できないため毎日必要量を摂る必要がある。
・ビタミンB群をバランスよく摂取できるサプリもおすすめ。
・市販薬はビタミンが配合されたリップクリームや傷薬、胃薬がおすすめ。
口角炎の原因と治し方、市販薬について紹介しました。
まずは市販薬で辛い口角炎をしっかり治し、その後、口角炎になりにくい体を作ることが大切です。
体が弱ったときにできる口角炎。
口を開けるたびにピリピリ痛くて大変ですが、それは体からのSOSかもしれません。
ぜひ自分の心と体を見つめなおすきっかけにしてくださいね!