こんにちは!
お正月、子供たちにとって楽しみなのがお年玉です。
年を重ね大人になり、家庭を持って親になって
今度は自分が貰う側からあげる側へ。
「自分も幼い頃両親からお年玉もらったなぁ」と
懐かしく思っている方もいることでしょう。
そんな両親への恩返し、親孝行として
子供だけでなく両親にもお年玉を渡している方もいます。
もちろん経済的に余裕があれば
実の両親、義理の両親、祖父母などにも
感謝の気持ちとしてお年玉をあげたい!という気持ちはあるものの
経済的に厳しくて目の前の生活でいっぱいいっぱいの方も
多いのではないでしょうか。
そうすると
「もうこの年になると両親にお年玉あげるのは当たり前?」
「お年玉もあげないなんて親不孝かな?」
なんて悩んでしまいます。
かといって無理して用意して
「やっぱりあげなきゃよかったなぁ・・・」なんて後悔するのは
一番悲しいし絶対に避けたいですよね。
この記事では、
- お年玉は両親にもあげるべき?
- あげるとしたら金額はどのくらい?
- お金がなくてもできる親孝行とは?
この記事を参考にしてぜひ家庭内でもしっかり話し合って
今後の方針を決めてみてくださいね!
目次
お年玉は親にあげるべき?
「お年玉」とは本来、目上の者から目下の者へ贈るもの。
目下の者から目上の者へ贈ることは失礼になります。
※ お年玉の由来について詳しく紹介しています。
興味があればこちらも併せてチェックしてみてくださいね♪
両親にあげるなら「お年玉」ではなく「お年賀」ですね。
お年賀は現金ではなく、品物で贈るのが一般的です。
両親へ、現金のお年賀(お年玉)をあげている方は19.1%、
あげていない方は80.9%というデータがあります。
日本にはもともと「親へお年玉を渡す」という習慣がないので
渡さない方の方が圧倒的に多いですね。
あげる側の考えとしては、
慣習や礼儀ではなく、純粋に「喜んで欲しくて」
贈っている方が多いです。
両親にとっても金額云々ではなく
「子供からお年玉をもらった」ということそのものが嬉しいようです。
「親にお年玉を用意できるくらい大人になったんだな」と
成長を実感できたことが嬉しいんですね。
では、どのタイミングでお年玉を用意するようになるかというと、
自分でお金を稼げるようになる就職や
関係が増える結婚をきっかけにする方が多いです。
ただ、そのくらいの時期だと両親の年齢によっては
まだ現役でしっかり働いていたりもするので
「親のほうが裕福・・・」という場合が多々あります。
なので「自分以上に稼いでいる人にお年玉なんて・・・」と思う方は
両親の引退をきっかけに始めたりもします。
両親へのお年玉は結局自分の気持ちしだいで
あげてもあげなくてもどちらでもいいものです。
もともと親へお年玉へ贈るという風習もないですし、
あげない人のほうが多い時点で
「あげて当たり前」「普通はあげるもの」
とも言いがたいです。
もちろんあげたほうが喜ばれるし
余裕があるならあげないよりはあげた方が絶対にいいです。
でも「無理してまで」用意する必要はないと思います。
両親は案外子供の経済状況をよく分かっていますから
「そんなことより自分の生活に使って!」と
逆に心配されてしまいます^^;
もし両親にお年玉をあげる場合には
夫婦でよく話し合って両家平等になるようにしましょう。
一方にだけあげたり、金額が違ったりすると
後々トラブルのもとになったりもします。
お年玉を親に贈るときの金額は?
両親へお年玉をあげる場合は
一人1万円から3万円くらいが多いです。
お年玉+お年賀、という方もいますが
そういう場合は現金のお年玉は少なめです。
一年限り、というのも変なので
一度始めたら次の年も贈ることになります。
喜んで欲しくて、好意で行っているお年玉なのに
「やっぱりあげなければ・・・」と後悔することになったら
とても悲しいですよね。
よく考え、よく話し合って負担にならない金額に設定しましょう。
ちなみに、品物で用意する場合には
5000円~1万円くらいが相場です。
お金がないときの親孝行
両親にお年玉をあげている方って親孝行でしていますし、
はたから見てもそういう方って「親孝行だな~♪」って思いますよね♪
でも、あげていないから親不孝かというと
そういうことでもないと思います。
もちろん金銭的な援助は嬉しいかもしれないけど、
親にとって子供に本当に望むことはそういうことでしょうか。
「親孝行」といえば、例えば仕送りをしたり旅行に連れて行ってあげたり、
思い切る方なら「家を建ててあげた!」「リフォームしてあげた!」などなど
「親に対してお金を使った」というイメージが浮かびますが、
私はお金だけが親孝行ではないと思っています。
実際、仕送りなどのお金の援助はずっとしてきたけど
その分すごく忙しくて、いざ親が亡くなる時に
「ああしておけばよかった」「こうすればよかった」と
後悔するという話はよく聞きます。
「孝行のしたい時分に親はなし」。
「親が元気なうちに親孝行しておけー!」という意味のことわざは
たくさんあります。
お金がなくても親孝行はできるのでぜひ今日から始めてみませんか?*^^*
お金がなくてもできる親孝行
お金がなくてもできる簡単な親孝行は「会いに行くこと」です。
親元を離れるとなかなか実家に帰る機会もなくなります。
可能であればちょくちょく帰省して顔を見せることが
親孝行に繋がります。
距離が遠ければ長期休みのときだけでも顔を見せたり
電話やメールでも喜ばれるので、
お仕事が忙しい方もぜひ両親のために時間を作ってあげてくださいね。
また、年を重ねると体を動かすのも辛くなります。
実家に帰る機会があれば力仕事や大掃除を手伝ってあげたり
マッサージをしてあげるといいでしょう。
親が子供に望むこと
お子さんをお持ちの方なら分かるかと思いますが、
親にとっての幸せは「子供が自立すること」です。
結婚したり、子供が産まれたり、マイホームを建てたり・・・。
子供が自分の人生、自分の生活を楽しんでいて
幸せな毎日を送れていれば、それが親の幸せでもあるわけです。
なので、親孝行を「親が望むことをする」と捉えるならば、
自分の幸せを追求し自立した生活を送ることです。
でも、親にとって子供の自立は嬉しい反面、寂しいものでもあるので
親元から離れてそれっきり…となるのも悲しいです。
時々「今こんなことしてるよー」「元気だよー」などなど
近況を報告すると両親はきっととても喜びます。
親が亡くなる時に一番多い「後悔」が
「もっと会って話しておけばよかった」というものです。
今日から、今からできる親孝行として
ぜひ両親とのコミュニケーションを大切にしてくださいね!
お年玉を親にあげる? まとめ
・親への現金のお年玉はあげない人の割合のほうが多い。
・就職・結婚・親の引退をきっかけにお年玉を始める方が多い。
・あげる場合は両家平等になるように配慮する。
・お年玉を親にあげる場合は1万円~3万円くらい。負担にならない範囲で。
・品物でお年賀を渡す場合相場は5000円~1万円。
・親孝行はお金をかけるだけではない。お金がなくても今日からできる。
・親にとっての幸せは子供が自立すること。
・近況報告などコミュニケーションを大切にする。
親にお年玉をあげるべきかどうか、あげるならどのくらいかについてと
お金がなくてもできる親孝行について紹介しました。
自分の周りで「親にお年玉をあげた」という話を聞くと、
「もういい年なのにお年玉のひとつもあげられないなんて・・・」って
自分を責めてしまうこともあります。
でも、実際には渡していない方の方が多いですし、
親孝行の形は人それぞれです。
仕事が忙しくてなかなか会いにいけない分、お金で苦労しないように
仕送りや節目のお小遣いはたくさんあげよう!と
考えている方もいます。
人の話を聞いても、それはそれで「親孝行だね♪」と聞いておいて
自分は自分のできることをできる範囲で行えばいいのではないでしょうか。
少なくともお年玉をあげる、あげないで
親孝行・親不孝が決まるものでもないと思います。
親にとっての幸せ、ぜひもう一度考えてみてくださいね!