こんにちは!
梅雨の時期になると、葉っぱの陰などで
カタツムリをよく見かけますよね♪
ちょこんと佇む姿はなんとも可愛らしく、
子供からも大人気!
でも、そこで子供から
「飼いたい」「連れて帰りたい」
なんて言われてもちょっと困りますよね。
どうやって飼うといいんだろう?
餌は何を食べるんだろう?
飼うとなったら疑問は尽きないですよね。
この記事では、カタツムリを飼うのに最適な環境作りや餌、
飼育の注意点について紹介します。
ぜひこの記事を読んで、カタツムリにとって心地のいい場所を
作ってあげてくださいね!
目次
カタツムリの育て方
カタツムリは犬や猫ほどお世話の手間がかからないし
適当にその辺で捕まえることができるので、
飼育初心者や忙しくてあまり時間が取れない方にも
おすすめのペットです。
とはいえ、小さな命を必死に生きているのですから
それなりの環境をきちんと整えて
愛情をもって育てたいですよね。
カタツムリを育てるのに必要となる道具や
基本的な育て方について紹介します。
用意するもの
- 飼育ケース
- 腐葉土
- 小枝、石
- 落ち葉
- 素焼きの鉢
- 霧吹き
- 小皿
まずはカタツムリを入れる容器が必要です。
水槽や昆虫用の飼育ケース、大きめのビンなんかでもいいでしょう。
もし、ビンや蓋のないケースを使うときにはガーゼも用意してください。
ケースを覆う蓋として使います。
腐葉土や落ち葉はカタツムリを育てる環境として必要不可欠です。
腐葉土はホームセンターなどでも購入できるので
探してみてくださいね。
カタツムリは乾燥に弱いので飼育ケースに適度な湿気が必要です。
霧吹きも必ず用意しましょう。
飼育ケースの準備
2. 腐葉土を入れた素焼きの鉢を入れる。
3. 小枝と石を適当に置く。
4. 霧吹きで適度に湿らせる。
5. 小皿に餌を入れて置く。
6. カタツムリを入れて蓋をする。
腐葉土や餌は飼育ケースに直接入れてもいいのですが、
上に書いたように腐葉土は素焼きの鉢、
餌は小皿に入れるとケースの掃除が楽になります。
腐葉土はあらかじめ日光消毒しておきましょう。
飼育ケースは直射日光を避けて風通しのいい場所に置きます。
カタツムリの育て方
飼育ケースの準備ができたら、
あとはカタツムリが餌を食べたり、小枝に登って遊んだりします。
なんとなく眺めるだけでも癒されますね♪
飼育ケースは適度な湿気を保つために時々霧吹きをかけます。
乾燥すると殻に篭ってしまうので、
「殻に篭ったままで元気ないな」と思ったら
霧吹きを試してみてくださいね。
適度な湿気は必要ですが、水浸しになるほど
ビシャビシャに濡らさないように注意しましょう。
カタツムリが弱ってしまったり、カビが生えたりします。
食べ残した餌は取り除き、時々ケースを洗ったり土を消毒したりと
清潔に保つようにしましょう。
カタツムリは雌雄同体といってオス・メスの区別がなく、
どちらの役割も持っています。
同じくらいの大きさのカタツムリを何匹か一緒に入れて置くと
卵を産むので、赤ちゃんカタツムリを育ててみたい方は
試してみてくださいね。
カタツムリの餌
カタツムリの餌は野菜とカルシウムです。
お料理のときに出た野菜くずなんかがちょうどいいですね。
キャベツやレタスなどの葉野菜だけでなく
サツマイモやにんじんも好物です。
カタツムリによって好き嫌いがあるようなので
あまり食べないようなら種類を変えて色々試してみてください。
苦味のない野菜なら何でも大丈夫です。
食べたものによってウンチの色も変わるので
小学生くらいのお子さんなら観察日記をつけてみるのも
勉強になって面白いかと思います。
カルシウムはカタツムリの殻の栄養になります。
ペットショップに行くとボレー粉といって
鳥用のカルシウムが販売しているのでそれをあげるといいですね。
卵の殻やイカの甲などでもOKです。
カタツムリが自分で噛み割って食べるので、
粉々になるまですり潰さなくても大丈夫。
ある程度の大きさに割ってあげましょう。
ちなみに、カタツムリといえばあじさいのイメージですが
アジサイの葉には毒があるため食べません。
カタツムリ飼育の注意点
カタツムリは育てるのは簡単ですが、注意点がいくつかあります。
まずは寄生虫の問題。
カタツムリには広東住血線虫という寄生虫がいます。
食べなければ大丈夫、とも言われていますが
手を介して間接的に口に入ることも考えられます。
なので、カタツムリを触った後は石鹸でしっかり手洗いし、
手に傷があるときは触らないように習慣づけましょう。
指しゃぶりの癖があるお子さんがいる場合は
そもそも飼わない、というのが一番安心です。
二つ目はカタツムリの冬眠の問題です。
カタツムリは冬になると冬眠するので、
落ち葉を多めに入れて直射日光の当たらない
温度変化のない場所に飼育ケースを置きましょう。
時々霧吹きをかけるのを忘れずに。
冬眠に失敗して死んでしまった、という話もよく聞くので
特に注意して観察するようにしてくださいね。
だいたい5度くらいをキープするようにして、
寒冷地では凍らないように注意してください。
20度をキープできれば冬眠はしないので
冬の間も同じように飼育することができます。
カタツムリの育て方 まとめ
・飼育ケースは直射日光を避け、風通しのいい場所に置く。
・カタツムリは乾燥に弱いので、霧吹きで適度に湿らせる。
・時々ケースを洗って土を消毒し、清潔を保つ。
・カタツムリは雌雄同体。2匹以上入れておくと卵を産む。
・餌は野菜とカルシウム。好き嫌いがあるので色々試してみる。
・カタツムリには寄生虫がいるため、手洗いを習慣づける。
・冬は冬眠するので温度変化のない場所に置く。凍結に注意!
カタツムリの育て方や餌、飼育の注意点について紹介しました。
寄生虫など、ちょっと怖い問題もありますが
きちんと手洗いするようにすれば特に問題なく、
初心者でも楽しんで飼うことができます。
子供にとっても生き物を飼う、お世話する、というのは
大きな経験になるのではないでしょうか。
小さな命を生きているカタツムリ。
飼うと決めたらぜひ最適な環境を整えてあげてくださいね。