こんにちは!
雨が好きな人って一定数いると思いますが、
さすがに雨に濡れてびしょ濡れになるのが大好きな人は
そう多くはないと思います。
私なんかは天気の悪い日は外に出ずに引きこもりを貫くタイプですが
(雨の音を聞きながら読書は好きなんですけどね^^;)
外出中急に降ってくる雨って困りますよね><
雨宿りする間もなくあっという間にびしょ濡れ…
「うわぁ!洗濯物干したままだった!」って気づいたときには
洗濯やりなおしのガックリ感でいっぱいです^^;
そういう突然強い雨が降るゲリラ豪雨はどのように発生するかご存知ですか?
発生メカニズムを知っていると起こりやすい時期や場所も分かるし
事前の対策を考えたりもできます。
ぜひこの記事を読んでゲリラ豪雨に備えてくださいね♪
ゲリラ豪雨の発生メカニズム
ゲリラ豪雨は積乱雲が急速に発達することで発生します。
なので、ゲリラ豪雨の発生メカニズムを知るには
積乱雲の発生メカニズムを知る必要がありますね。
小学校理科の復習になってしまいますが、お付き合いください^^
積乱雲というのは上空が冷たくて、地表近くが暖かいときにできます。
このとき、一方が冷たくて一方が暖かいという状態は不安定ですから
お互い混ざり合って、均等で安定した状態になろうとします。
冷たい空気のほうが重いので暖かい空気は上に、冷たい空気は下にいきますよね。
空調でも同じで、部屋を暖める暖房は床近く、
部屋を涼しくする冷房は天井近くに置くことで部屋全体を温めたり冷やしたりしています。
地表近くの暖かい空気は渦をまきながら上空へと上ります(上昇気流)。
このときに積乱雲という、いわゆる入道雲ができるわけです。
夏のもくもくした雲ですね^^
この雲ができると激しい雨が降ります。
夏になると太平洋高気圧と偏西風の影響で
「上空が冷たく地表近くが暖かい」という不安定な状態ができやすくなります。
つまり、もともと昔から夏になると豪雨が発生する条件が整うようになっているんです。
夏の夕立と同じ原理ですね。
※ 夕立とゲリラ豪雨の違いを別の記事でまとめています。
ぜひこちらも読んでみてくださいね!
ですが、ゲリラ豪雨って最近になってよく聞くようになったと思いません?
実は、このもともとあった条件の他にも
積乱雲を発生させやすくするような条件がいくつか重なることで
急速に積乱雲が発達して、予測できないまま突然激しい雨が降る
ゲリラ豪雨が発生することになります。
ゲリラ豪雨の起こりやすい場所
結論から言うと、ゲリラ豪雨は上昇気流の発生しやすい都市部で頻発しています。
ヒートアイランド現象、という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、
東京近辺は他の都市と比べても気温が高いですよね。
アスファルトの地面、自動車の排気ガス、エアコン室外機からの熱風、乱立するビル…
色々なものからの放熱・放射で気温が上がり、
しかも一度あがった気温がなかなか下がりにくいので
地表近くでは暖かい空気がこもりやすくなり上昇気流を発生させます。
そして前章で書いたとおり積乱雲ができて豪雨、となるのですが
これからのことが狭い範囲で集中して起こるので規模も大きくなり
近年よく話題として取り上げられるゲリラ豪雨になるわけです。
都市部だと雨水が地中に浸透したりしないので(アスファルトだから)、
建物への浸水、道路の冠水…などなど色々な被害が問題になっています。
山間部にはゲリラ豪雨は発生しないということになりますね。
便利さには何かしらの犠牲がつきものなんだな、と実感するこの頃です。
文明は後戻りできませんから、上手に付き合っていくしかないですね。
ゲリラ豪雨を予測できるアプリ
さて、ゲリラ豪雨が発生するメカニズムや
発生しやすい場所などをまとめてきましたが、
大気の状態を変えることは不可能ですよね><
いや、そういう研究があるのかもしれないけど、でも
個人レベルでどうこうできることでもないですしね。
かといって「夏の間は山間部に引越し♪」ということもできません。
突然の豪雨にびしょ濡れになりたくなかったら
個人の努力でゲリラ豪雨を減らす、というよりも
ゲリラ豪雨の予兆を知ってなるべく遭遇しないようにするのが現実的ですよね。
今日は雨が降りますよ、とか、これから雨が降りそうですよ、って
お知らせしてくれるアプリを入れている方も多いですが
一般的にこういったお天気アプリでゲリラ豪雨を避けることはできません。
前提として、ゲリラ豪雨はいつどこで起こるのか予測が難しいです。
だから「ゲリラ」ってつくんです。
「○日に駅前でライブやるらしいよ!」って前もって分かってたら
ゲリラライブになりませんね^^;
そういう前提の上でですが…
最近は雨雲レーダーも発達してきていて、
少しは兆候を捉えたり予測したりもできるみたいですよ^^
何時間も前から「ゲリラ豪雨来るよ!」って分かるわけではなくて
どうしても直前になってしまうのですが、お知らせしてくれるアプリもあります。
【3D雨雲ウォッチ】が人気ですね。
隅田川花火大会の公認アプリとなったことでも有名です。
理化学研究所との共同研究による予測データを使っていて、
ゲリラ豪雨の発生を察知するとすぐさまプッシュ通知でお知らせ!
これが大体10分前だそうです。
10分あれば近くの建物に入ったり、近場なら急いで帰宅したりできますね♪
AndroidでもiPhoneでも対応しているので、ぜひ使ってみてください^^
まとめ
・夏になると豪雨の発生する条件が揃う。
・ヒートアイランド現象の影響で都市部ではゲリラ豪雨が発生しやすい。
・ゲリラ豪雨は予測が難しく一般的なアプリでは検知できないことが多い。
・3D雨雲ウォッチは10分前にゲリラ豪雨を知らせてくれる。
雨が嫌いな人にとって梅雨の時期は憂鬱だし突然の豪雨も困りもの。
被害も大きいのでなるべく遭遇しないように過ごしたいですよね。
いつ起こるのか分からない怖さはありますが、
しっかり対策して備えていきましょう!