こんにちは!
お盆やお彼岸、命日にはお供え物を持ってお墓参りに行きますよね。
お墓参りの頻度は人それぞれですが、年に1回くらいは行くようにすると故人も喜びます。
でも、お供えする花ってどんなものを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
- 種類は何がいいのかな?
- カラフルで華やかな花はダメなのかな?
- 造花でもいいかな?
そんな疑問を持っている方のために、
お墓参りのときにお供えする花の種類とタブーについて紹介します。
お墓参りのマナーを知らずにお供えして親戚とトラブルになる・・・ということがないように
ぜひ参考にしてくださいね!
目次
墓参りにふさわしい花の種類
お墓参りの花って親戚の目もあるし
マナー違反にならないかどうかとても気になりますよね。
実は、お墓参りでお供えする花には特に決まりはなく好きなものでOKなんです!
故人が好きだった花や育てていた花を供えてあげると、きっと喜ぶのではないでしょうか。
華やかなお花だと
「お墓には場違いかな・・・?」
と不安になりますが、大切なのは故人に手を合わせる気持ちです。
墓参りの花の定番
お墓にお供えしている花で、よく見かけるのが菊ですね。
菊は「邪気をはらう花」とも言われていてお葬式などにも使われます。
その他、菊を供えるのにはこんな理由があります。
- シンプルながらも高貴なイメージ
- 一年を通していつでも手に入る
- 日持ちする
- 枯れても散らかりにくい
屋外に置いておくものなので、長持ちすることは重要ポイントです!
特にお盆は暑さで花が傷みやすいです。
日持ちして、枯れても散らかりにくい菊はまさにお墓参り向けですね♪
菊以外にはカーネーションやリンドウなどが定番です。
墓参りの花のおすすめ
お墓参りの花には特別な決まりはないので、故人の好きな花を供えるのが一番でしょう。
故人が大切に育てていた花や故人をイメージした花もいいですね♪
私も時々祖母のお墓参りに行くのですが、
菊にはいかにもお葬式!というような、どこか暗い雰囲気があったため
別の花を供えたいなといつも思っていました。
そこで選んだのが、祖母の好きだったスイセンです。
スイセンは毒があるためタブーとされていますが、
(後で詳しく解説しますね)
きっと喜んでくれたと思います。
特に好きな花がなければ季節の花もおすすめです。
お盆の時期ならグラジオラスやケイトウがいいですね。
墓参りの花の色
花の色にも特に決まりはありません。
ただ、亡くなってから日が浅い場合は白を基調とした淡い色の花がおすすめです。
お墓にお供えする花は故人への献花ですが、
亡くなってすぐの場合は遺族の悲しみを癒す役割もあります。
あまり華やかな花は遺族の心にそぐわないですし、
例えば真っ赤な花なんかは血を連想させてしまうので不向きです。
四十九日を過ぎれば華やかな花でも大丈夫。
白・黄色・紫の組み合わせが多いですね。
もちろん赤やピンクなどもOKです。
墓参りの花の注意点
屋外に置いておくものなので、傷みやすいものや散りやすいものは不向きです。
茎の柔らかいものはすぐ傷んでしまうので避けたほうがいいですね。
また、神道は榊、真言宗は高野槙・・・など、宗派や地域によっても決まりがあります。
事前に慣習をチェックしておきましょう。
特に年配の方と一緒にお墓参りに行く場合は要注意です。
お墓参りのときにお供えする花は基本的には何でも大丈夫ですが、
友人・知人・恩師など他人のお墓の場合は
常識の範囲内で無難なものを選んだほうがいいですね。
※ 他人のお墓のお墓参りについてはこちらの記事を参考にしてくださいね!
白いお墓の場合、色素の強い花に注意です。
例えばユリ。
あの黄色い花粉はついてしまうとなかなか落ちません。
シミになってしまうので、ユリをお供えしたいときには
花屋さんで購入するときに花粉を落としてもらうようにしましょう。
墓参りの花選びに迷ったら
お墓参りの花選びに迷ったら、
最初から仏花として組み合わせてあるものを購入すれば間違いありません。
お盆やお彼岸などのお墓参りシーズンには
お花屋さんやホームセンター、スーパーなどでよく販売しています。
お花屋さんで購入する場合、
「お墓参りのお供え用の花」ということと、予算やイメージを伝えれば
マナーに配慮して組み合わせてもらえるので安心です。
墓参りで供える花のタブー
お墓参りのお花には特に決まりはなく、自由に選んでOK!と書いてきましたが、
「コレは避けたほうがいい」というタブーもいくつかあります。
もちろん、ここに載せた花でも
故人が好きだった花ならお供えして大丈夫。
故人を思って供えた花ですから、きっと仏様も怒らないでしょう。
私自身も本来タブーである毒のある花を供えましたからね 笑
ですが、もし親戚がたくさん集まる中で持っていくとか、
他人の管理するお墓にお供えするという場合は、タブーを知っておくことも大切です。
気にしない方は気にしないのですが
特に年配の方からは「非常識・・・」と思われることもあります。
棘のある花
バラやアザミをはじめとしたトゲのある花は
仏事全般でタブーとされています。
活けるときに棘が刺さって血が出ることもありますし、
「血が出る」ということは仏様に対して失礼になるからです。
ただし、トゲを取るならお供えしても大丈夫です。
バラなどはもともとトゲのない品種もありますので、
そういう品種のものをお供えするか自分で切り取るようにしましょう。
ツルがある花
朝顔などのつるを伸ばす花は
「からみついて天に昇ることができない」
と言われています。
匂いの強い花
匂いの強い花は単純に他の参拝者の迷惑になるため
避けたほうがいいでしょう。
沈丁花や金木犀、クチナシはいい香りですが、
三大香木と言われるほど香りが強いです。
感じ方は人それぞれですが
「匂いが強すぎて頭が痛い・・・」と思う方もいます。
特にお墓参りのシーズンは周りに配慮して花を選びましょう。
毒のある花
毒のある花は毒死を連想させて縁起が悪いです。
例えば、彼岸花・スイセン・スズランなど。
花粉が飛ぶ花
花粉が飛ぶ花は他の参拝者の迷惑になります。
花ごと落ちる花
椿など首からドサッと落ちる花は即死を連想させて縁起が悪いです。
墓参りの花を造花にするのはアリ?
お墓参りのときに造花を供えることが出来たら
枯れずにずっと供えておけるのでいいですよね。
実は墓参りに供える花は造花でもOKなんです。
特にお盆の時期は暑さで枯れやすいため
一部の地域では造花を供えたりしています。
霊園で生花が禁止されていることもありますね。
長期間お墓参りに行けない場合は造花を供えるのがおすすめです。
ただし、本来は生花を供えるもの。
仏教では諸行無常の教えがあり、
「全てのものは常に移り変わる」という考えがあります。
お墓に供える花も枯れるからこそ意味があります。
また、墓に造花が供えてあるのを見ると
「お墓参りに来るのを面倒に感じている」と思われることもあるので
特別理由がなければ生花を供えるのがいいですね。
墓参りで供える花の種類 まとめ
・長持ちして枯れても散らかりにくい菊が定番。
・お墓参りの花は故人の好きな花や季節の花がおすすめ。
・四十九日までは白を基調とした淡い色の花を選ぶといい。
・地域や宗教によって違いがあるため、事前に慣習をチェック。
・他人の墓に供える場合は無難な花を選ぶ。
・白いお墓の場合はシミにならないように配慮する。
・花選びに迷ったら仏花として組み合わせてあるものがベター。
・トゲのあるもの、ツルがあるもの、匂いの強いもの、毒があるもの、
花粉が飛ぶもの、花ごと落ちる椿などはタブー。
・造花もOK。ただし、基本的には生花を供える。
お墓参りのときに供える花の種類やタブーについて紹介しました。
他の親戚と行く場合や他人のお墓に行く場合などは
タブーなどにも配慮して無難なものを選ぶ必要がありますが、
基本的にはどんなものでも大丈夫。
色とりどりのお花はきっと故人の心を癒すと思います。
ぜひ、あなたの感性で素敵な花を選んでくださいね!