こんにちは!
秋になるとイチョウが色づいて風情溢れる景色になりますよね♪
この時期になると、銀杏拾いに精を出す方も増えるのではないでしょうか。
好きな人は好きなのですが、気になるのはあのニオイですよね。
銀杏並木やイチョウが植えられている学校のそばでは毎年「銀杏が臭い!」という声を聞きます。
この記事では、銀杏の臭いの謎について臭くなる理由や原因となる成分などを紹介しています。
この記事を読んで、ぜひ話のネタにしてくださいね!
銀杏の臭いを例えると?
ぎんなんはクサイとよく言われますが、実は私自身、そのニオイをよく分かっていません^^;
もともと鼻づまりでニオイがよく分からないので、「クサイんだよね~」と言われてもいまいちピンときませんでした。
さて、そんな銀杏ですが別のニオイに例えると「足のニオイ」とか「腐ったニオイ」と表現されます。
人によっては「排泄物のニオイ」「嘔吐物のニオイ」と言う方も・・・。
うわっ☠️尋常じゃない位に自分の働いた足👣が臭いなと思ったら、酒のおつまみに妻と娘が銀杏を煎ってくれていました😅香りが似ている…🍺#とにかく呑み隊 #とにかく呑もうよ倶楽部 pic.twitter.com/MXm29YOSNG
— Pero 2 Bose [Pri96] (@Pero_2_bose) 2018年12月27日
お疲れ様でした!
去年もこの時期にツイートしたと思う
路上銀杏被害者の会を設立しますw
一粒を踏んだだけで車の中が💩臭い😓
イルミネーションを見に行ってるカップルは踏んでしまえwwwクソっ!!😏
とりあえずお風呂に入って来ます🛀 pic.twitter.com/TwrkrprorJ
— ジョーサン …… (@10take) 2018年12月4日
銀杏がいかに臭いか分かりますね。
銀杏が臭い理由
銀杏のあの臭いは一種の防衛本能と考えられています。
あの臭いは実の表皮から出ているのですが、木になったばかりのときには臭いはしません。
熟したときに臭いを発するようになっています。
なぜかというと他の動物に食べられないように身(実)を守るため。
あの臭いを嫌がってサルやネズミは絶対に食べないのだとか。
植物は動物と違ってその場所から動くことができないので、色々な能力を身につけるんですね♪
ちなみにイチョウは雌雄異株といってオスの木とメスの木があります。
ニオイがするのは実をつけるメスの木だけ。
街路樹なんかでは、臭いがしないように、また落ちた実を踏んで車がスリップするのを防ぐためにオスの木を使うことが多いです。
ですが、実はイチョウは性転換する植物で、全てオスの木にしても半分くらいはメスの木になってしまうそうですよ。
銀杏のニオイは海外からの観光客からも不評のよう^^;
ぎんなんが臭い理由を解説している動画がありましたので、紹介しますね!
設定から日本語字幕をつけることもできます。
銀杏の臭い成分
銀杏の臭いの成分は主に酪酸とヘプタン酸です。
それぞれの特徴を詳しく紹介しますね。
酪酸
酪酸は別名「ブタン酸」とも言われます。
名前から想像がつくかと思いますが、バターやチーズ、腐った牛乳のニオイがします。
哺乳類なら微量でも検知できると言われています。
冒頭で、ぎんなんは足のニオイや排泄物のニオイと表現されることを書きましたよね。
実は人間の体でも、皮脂や大腸で醗酵されたものには酪酸が含まれていることが分かっています。
ニオイの表現にも納得ですね!
ヘプタン酸
ヘプタン酸は別名「エナント酸」。
腐敗臭のする油状の物質で「腐った油のニオイ」と表現されます。
想像するだけで「うわぁ・・・」という感じですが、実はタバコの添加物のひとつでもあります^^;
銀杏の臭い まとめ
・銀杏は実が熟したときに表皮から臭いを発している。
・臭いがするのは動物から実を守るための防衛本能。
・イチョウは雌雄異株。臭いがするのはメスの木だけ。
・街路樹などはオスの木が多い。ただし性転換して半分くらいはメスの木になる
・銀杏のにおいの成分は主に酪酸とヘプタン酸。
・酪酸はブタン酸ともいい、腐った牛乳の臭いがする。
・ヘプタン酸はエナント酸ともいい、腐った油の臭いがする。
銀杏の臭いについて、臭くなる理由と原因になる成分を紹介しました。
結果、銀杏は腐ったニオイ・・・ということで初めて食べてみようと思った人は勇気があるなぁと思いました^^;
今後ぎんなんを食べるときには、クサイ実を処置して料理してくれた人に敬意を表さないといけないですね!
ぎんなんは塩を振って食べたり、茶碗蒸しに入れたりと、ついついたくさん食べてしまいがち。
くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう。
銀杏中毒について解説した記事も参考にしてくださいね!
特にお子さんは要注意!です。