樺沢紫苑先生の「学び効率が最大化する インプット大全」を読みました!
この本は、2018年に発売された「学びを結果に変える アウトプット大全」の続編となる本。
私は本をよく読むものの、内容をすぐ忘れてしまったり、まったく身についていないことに危機感を感じていました。
せっかく読書をするなら、「成長できる」読書にしたい。
そこで手に取ったのが「アウトプット大全」でした。
今回、その続編である「インプット大全」が発売され、正しいアウトプットと共に正しいインプットがしたい!と思いさっそく購入して読んでみました。
この記事では「インプット大全」を読んで得た3つの気づきを紹介します。
樺沢式「三ザル」とは?
「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿は有名ですが、樺沢先生はこの本で「ザル読み」「ザル聞き」「ザル見」という言葉を使っています。
情報がザルをすり抜けるように、「なんとなく」読んだり、聞いたり、見たりするということです。
せっかくいい本を読んでも「なんとなく」読んだだけではその本の知識もすりぬけていってしまいます。
インプットとは、「情報の入力」。
脳の中に情報が入って、とどまっていなければ、「入力(インプット)」ではないのです。
引用:インプット大全
これは本の冒頭にかかれてあるインプットの基本ルールですが、私はまずここからできていなかったんだなと感じました。
夫との会話でも、時々話の内容がかみ合わなくなることがあり
「聞いてるようであんまり聞いてないよね」
なんて言われることも多々あります。
記憶に残るようなインプットをするためには
「アウトプット前提 = AZ」のインプットをすることが大切。
「この後、人に教える」「この後、感想を書く」という心理的プレッシャーがかかることでノルアドレナリンが分泌され、記憶力や思考力、判断力が高まるからです。
「こんな本を読んで、こんな気づきがあった!」
「こんな会話をした!」
そんなアウトプットができるように意識してインプットしたいと思います。
映画を観る
樺沢先生はメルマガでも観た映画の感想を紹介されていますが、この本では映画を観ることのメリットについても詳しく書かれています。
例えば、登場人物の心理について考えることは「相手の気持ちを考える」ことのトレーニングになりますし、家族や友人と感動を共有することで人間関係も深まります。
映画鑑賞と言えば初デートの定番ですが、学生時代の私は
「せっかくのデートで2時間ただ座ってるだけってどうなの?」
と思っていました。
ですが、初デートで必要なのは映画そのものではなく、そのあとのディナーで感想を言い合うことなんだなと思いました。
うん、納得です!
私は最近、動画配信サービスでドラマや映画を観ていますが、夫と一緒に面白そうな映画を観てみるのもいいなと思いました。
映画館の大スクリーンで観るときのような感動はないかもしれませんが、観かたを変えることで自己成長につながるはずです。
ちなみに、この本でも樺沢先生のおすすめ映画が紹介されているので、普段あまり映画を観ない方は参考にするといいですよ!
(個人的に大好きな映画「インセプション」が7位にランクインされていて、ちょっとテンションが上がりました 笑)
「遊び」は時間の無駄?
仕事を大切にしていると
「遊んでいる暇なんかない」
「遊ぶのは時間の無駄だ」
と思う方も多いのではないでしょうか。
この本ではきちんと遊ぶことの重要性についても書かれています。
ただ、注意しないといけないのは成長に繋がる有意義な遊び(能動的娯楽)と、まったく成長に繋がらない「時間の無駄」になる遊び(受動的娯楽)の2種類があるということ。
集中力を使わず、スキルもいらない「楽しかった」で終わる遊びは自己成長につながりません。
また、同じ遊びでも能動的になるか受動的になるかは自分次第。
映画を観ていろいろな気づきを得れば能動的娯楽ですが、「面白かったな~」で終われば受動的娯楽になります。
私にもいくつか趣味がありますが、そのどれも「楽しいな~」で終わる遊びでした。
寧ろ、私の中では遊びはリフレッシュであり、それが自己投資になるとは全く思っていませんでした。
ただ「楽しい」で終わるのか、今後の成長に繋げるのか・・・。
やっぱり、同じ時間を過ごすなら楽しみながら成長できるほうがいいなと思います。
また、私は「やるべきことをやって、それから遊ぼう」という考え方でしたが、この本に書かれているように
まず先に遊びの予定を入れて、それまでにやるべきこと(仕事など)をしっかり終わらせる!
という考え方も新鮮でした。
今後は、遊びにも目標を持ってスキルアップ目指しながら楽しんでいきたいと思います。
自己成長に繋がるインプット まとめ
人間の脳をPCに例えると、ハードディスクは大容量でもメモリが貧弱、という感じで一度にそれほど多くの情報を処理できないようです。
この本に書いてある通り、気づきを3つに絞って紹介してみました。
他にも「耳学」「情報宅配便」「情報ストック」「脳内情報図書館」などなどさっそく試してみたいアイディアがたくさんありました。
この本は樺沢先生の言うところの「ホームラン本」でとっても気づきが多く、全てを自分の血肉にするには少し時間がかかりそうだなと思いました。
でも、学びは欲張らず!
まずは3つの気づきから実生活を変えていきたいと思います。
本を読んでも、セミナーを受けても、自分の成長に繋がっていない気がする・・・
という方はぜひ読んでみてくださいね!