こんにちは!
台風が近づいたり、梅雨の時期になると「大雨警報」「洪水警報」「大雨洪水警報」が
出ることがありますが、それぞれの違いはご存知ですか?
私は大雨警報、洪水警報、と聞いて「大雨が降ったら洪水になるのは当たり前では?」
と思っていました。
なので、わざわざ大雨警報と洪水警報を分けている意味が分からなかったです。
同じように、大雨警報と洪水警報の意味やセットで発令されていることについて
疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、大雨警報と洪水警報についてまとめています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
大雨警報と洪水警報の違いとは
大雨警報は大雨による災害の危険性があるときに発令されます。
例えば土砂崩れや浸水が起こりそうなときで、強い雨が降っているときに発令されます。
土砂崩れや浸水の危険性がなくなったときに解除されますので、
雨が弱くなったり止んだりしてもまだ危険性があれば継続します。
洪水警報は河川が増水して災害が起こる可能性があるときに発令されます。
堤防が決壊したり河川が氾濫したり、ですね。
強い雨が降っているときだけではなくて、弱い雨でも長く降り続けるときや
雪がとける時期にも発令されます。
洪水警報は雨のときだけだと思っていたんですが、雪解けでも発令されるときがあるんですね!
雪はたくさん残ってるのにいきなり気温が高くなると一気に雪が融けますから、
そういう時に発令されるんだと思います。
大雨警報と洪水警報が一緒に発令されるわけ
大雨警報と洪水警報はセットになって発令されることが多いですよね。
近くに河川があれば大雨が降ったときには増水して危険です。
そういう地域で強い雨が降っているときには、
土砂崩れもあるかもしれない、洪水もあるかもしれない、ということで大体セットで発令されます。
前章でも書きましたが、融雪でも洪水警報が発令されるので
洪水警報のほうは単体で発令されたりもあります。
おそらく大雨警報と洪水警報はいつでもセット、というイメージだと思いますが
強い雨が降っていても必ずしもセットにはならない場合もあります。
つまり、大雨警報単体の発令ですね。
それが、近くに川がない場所での大雨です。
土砂崩れの危険性はありますが、氾濫する川がなければ洪水は関係ありませんよね。
洪水の意味を調べると、河川の水が増水して土地にあふれ出ること、とありますから
あまりの雨量で家の中まで水浸し!となってもそれは浸水であって洪水ではないそうです。
大雨警報と大雨洪水警報との違い
「大雨洪水警報」というのもありますよね。
これは大雨警報と洪水警報を一緒にしたものです。
前章でも書きましたが、近くに河川がある場合には大雨警報と洪水警報が
セットで発令されることが多いです。
近くに河川がなければ洪水は関係ないので大雨警報単体での発令ですね。
でも、日本は網の目のように川が流れていますので、
「近くに河川がない地域」というのはほとんどありません。
北海道の一部と沖縄の大東島・宮古島くらいでしょうか。
それ以外のほとんどの場所で大雨が降れば洪水の危険性がありますから
大雨警報と洪水警報のセット。
つまり大雨洪水警報として発令されます。
まとめ
・洪水警報は河川が氾濫したり堤防が決壊したりする危険性があるときに発令。
・北海道の一部と大東島、宮古島には川がないので洪水警報はない。
・ほとんどの地域では大雨警報と洪水警報はセット。大雨洪水警報ともいう。
大雨警報と洪水警報について曖昧に理解していた方も多いのではないでしょうか。
私も川のないところには洪水はないというのは初めて知って、
道路や建物が浸水していれば全て洪水だと思っていました。
雨が降っていなくても洪水警報が出る場合もあるので気をつけないといけませんね!
気象用語についてもっと詳しく知りたい!という方は
気象庁のホームページを見ると全て書いてあるので眺めてみると楽しいですよ♪
特に雨の多い梅雨の時期は天気予報をよく見てみてくださいね。
今回の記事が役に立てば嬉しいです。