こんにちは!
お正月と言ったら初詣が欠かせません。
普段神社やお寺に行かない人でも、初詣は行く!という人が多いのではないでしょうか。
神様にもしっかり挨拶をして、また次の一年も無事に過ごしたいですよね!
ですが、初詣の参拝のマナーやお賽銭の金額など意外と知らないことは多いもの。
毎年、何となく周りに合わせて見様見真似の参拝をしていませんか?
そこまで細かくこだわる必要もなく、自由に参拝して大丈夫ですが日本人として正式な作法もきちんと知っておきたいですよね。
この記事では、初詣の参拝の作法やマナー、お賽銭の金額について紹介しています。
事前にチェックして、失礼のない参拝をしましょう!
目次
初詣の参拝の作法
初詣の参拝は、「このやり方じゃないとダメ!」という決まりはなく、自由なやり方で参拝して大丈夫です。
後からマナーや作法を調べて「あー、失敗したな・・・」と思うこともあるかもしれませんが、
多少作法に反していても悪意があってわざとやっているのでなければ神様も気にしないでしょうし、問題ありません。
参拝のやり方は神社によってちょっとずつ違っていたりもします。
その場合はその神社のやり方に従いましょう。
特に指定されていない場合は、これから紹介する参拝の作法を参考にしてくださいね!
手水舎で身を清める
神社では清浄を重んじています。
参拝する前に穢れを落とすのが神様に対するマナー。
身を清める正式なやり方もありますが、一般の参拝客なら手水舎で手と口を清めるだけで充分です。
1. 右手で柄杓を取り、水を一杯汲む。
2. 左手に水をかけて清める。
3. 柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清める。
4. 柄杓を右手に持ち替え、左手で水を受ける。
5. 左手の水で軽く口をゆすぎ、吐き出す。
6. 左手に水をかけて清める。
7. 柄杓を立てるように傾け、柄を清める。
8. 柄杓を伏せてもとの場所に戻す。
口をゆすぐときは、周りに見えないように口元を手で隠して吐き出すようにするとスマートです。
なお、水を汲むのは最初の一回だけなので、途中で足りなくならないように量を調節しながら清めていくようにしましょう。
小さな神社などでは手水舎そのものがなかったり、あっても水が張られていない場合があります。
その場合の身を清める方法は次の3つ。
- 参拝前に自分で清めておく。
- 鈴を鳴らす。
- 清めの言葉を唱える。
手水舎がないとあらかじめ分かっている場合はお清め用の水かおしぼりを持参するといいですね。
鈴を鳴らしたり、清めの言葉を唱えるだけでもお清めの効果があるので水の用意がない場合におすすめです。
略式ですが、口に出して3回唱えることで清められます。
参拝の仕方
身を清めたらいよいよ参拝です。
神社では二礼二拍手一礼が一般的。
もちろん、その神社のやり方があればそれに従ってくださいね。
1. まずは会釈。
2. 鈴があれば鳴らす。
3. お賽銭を静かに投げ入れる。
4. 二礼二拍手
5. そのまま手を合わせて祈る。
6. 一礼
鈴を鳴らすのには、先ほど書いたように身を清める意味のほか、神様へ参拝しにきたことを知らせる合図にもなります。
いわば玄関先のチャイムなので、しっかり鳴らしましょう!
お賽銭については「チャリンチャリン♪」という音が神様への合図だという説もあります。
音が鳴るようにわざと強く投げつける人もいるのですが、個人的には静かに投げ入れるほうがいいかと思います。
ガッチャーン!と放るのは、何だかお金を粗末に扱っているように見えますしね^^;
初詣の参拝ではお願いごとをする方が大半だと思いますが、本来の目的は願掛けではなく、神様への挨拶と感謝です。
ご利益ご利益と欲張らないようにしましょうね!
お守りやおみくじは参拝後に
参拝が終わったら、お守りを買ったりおみくじを引いたりと自由に楽しみましょう!
大きな神社であれば出店などを回るのもいいかと思います♪
参拝は神様への挨拶ですから、お守りなどは参拝が済んでから。
挨拶を後回しにして楽しむのは失礼になります。
また、初詣のあとに寄り道をすると幸運が逃げるとも言われています。
本当はまっすぐ帰ったほうがいいのでしょうが、気持ちの問題なので気にならない方は気にしなくて大丈夫でしょう。
私も帰りに買い物していくことがよくあります。笑
初詣の場合は臨機応変に
参拝の作法について色々書いてきましたが、特に三が日の初詣はどこの神社も混雑しています。
順番待ちの行列ができている中、作法に則って参拝するのは難しかったりしますよね。
その場合、多少省略して簡単に済ませてもいいと思います。
参拝は、鈴を鳴らして、お賽銭を入れて、お祈りして、終わり!で構いません。
正しくやるに越したことはありませんが、後ろで待っている人がいる以上その人たちへの配慮も大切だと私は思います。
神様へのマナーとしてどうしても気になる方は、混雑する三が日を避けて一週間後くらいに初詣に行くのもおすすめです。
いつまで初詣に行けばいいのかについて別の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてくださいね♪
初詣の参拝の時間帯
初詣に行くなら、どの時間帯に行けばいいのかも気になりますよね。
マナーとして「この時間帯」というのは特に決まっていないので、都合のつく時間帯で大丈夫です。
午前中に初詣に行く方が多いですね。
元旦だと年が明けてすぐから午前中まで、三が日の間は午前中が最も混雑する時間帯です。
ですが、午後でも多少マシという程度で三が日の間はいつでも混雑していると考えたほうがいいでしょう。
混雑を避けるなら朝早い時間帯か夕方がおすすめです。
ただ、開門時間が決まっている神社も多いので、時間は守るようにしましょう。
門が閉まっているのに無理に中に入って参拝するのはマナー違反です。
特に三が日にこだわりがなければ1週間くらいずらして行くとゆっくり過ごせます。
初詣のお賽銭の金額
参拝するときはお賽銭も入れますよね。
ちょっともったいないと感じる方から、年に一度だし奮発しようかな!という方まで様々です。
お賽銭の金額は「お気持ち」ですが、一般的にいくらくらい入れるものなのでしょうか。
縁起のいい金額としては
- 1円
- 5円
- 50円
- 100円
が挙げられます。
「ご縁」とかけて五円玉を入れるようにするのが一般的ですね。
15円なら「十分ご縁があるように」
45円なら「始終ご縁があるように」
逆に切りたい悪縁がある場合は「遠縁」になるように10円を入れたりもします。
「その時お財布に入っている小銭をじゃらじゃらっと入れる」
など、とくに金額にこだわらずその場で適当に決めている方も多いですね。
上でも書いたとおり、参拝の本来の目的は神様への感謝と挨拶です。
お賽銭の金額の大小とご利益には何の関係もありません。
「○円で願い事を叶えてね♪」ではなく、感謝の気持ちで差し出す供え物です。
お賽銭の金額は1円の人もいれば1万円の人もいて本当に人それぞれですが、懐が痛まない、気持ち程度の金額で大丈夫です。
現実的な話で言うと、お賽銭というのはその社寺が非課税で自由に使える貴重な収入源であり、建物の修繕費になったり、人件費になったりします。
その社寺に思い入れがある人などは、感謝の気持ちを込めて少し多めのお賽銭を入れることもあります。
初詣の参拝の作法 まとめ
・自由なやり方で参拝してOK。特に混雑する三が日の初詣は他の人への配慮も大切に。
・手水舎で身を清めるときは左手→右手→口→左手→柄杓の柄の順で。
・手水舎がない場合は鈴を鳴らすか清めの言葉を三回唱える。
・参拝は特にやり方を指定されていない場合、二礼二拍手一礼が一般的。
・お守りやおみくじは参拝後に購入する。
・参拝の時間帯に決まりはない。混雑を避けるなら朝早い時間帯か夕方がおすすめ。
・お賽銭の金額は気持ち程度で十分。ご縁にかけて五円玉を入れる人が多い。
初詣の参拝で作法やお賽銭の金額について紹介しました。
初詣は神様への新年の挨拶です。
「こうしないと・・・!」とガチガチになる必要もありませんが、最低限、神様への感謝の気持ちだったり他の参拝客への配慮は持ちたいですね。
初詣やお宮参り、七五三など、節目の時期にしか神社に行かないという方は多いです。
一年に一回の初詣、感謝の気持ちを持ってお参りし次の一年間も幸せに過ごしましょう!