こんにちは!
雛人形は厄除けのお守りとして、季節の飾り物として飾られます。
ですが、雛人形は結構場所を取りますし、何年も仕舞いこんだまま放置・・・という方も多いのではないでしょうか。
色々な厄から守ってくれたものですし、処分のタイミングや方法には悩むもの。
まだまだキレイで使えそうならば、そのまま娘に受継ぐこともできそうですよね。
この記事では、雛人形の処分時期と処分方法、娘に引き継いでいいのかについてまとめました。
役目の終えた雛人形、手放すなら正しい方法で行いましょう!
目次
雛人形の処分時期
雛人形の処分時期には明確な決まりはありません。
もちろん飾る場所と保管場所があるならずっと飾ってOK!
それが理想的な形でもあります。
ですが、最近の住宅事情を考えるとちょっと難しいですよね。
処分を考えるタイミングとしてよくあるのが
- 雛人形の役目を終えたとき
- 雛人形を飾らなくなったとき
の2パターンです。
それ以外だと、「厄年に処分する」という意見もあります。
それぞれ詳しく紹介しますね!
雛人形が役目を終えたとき
雛人形は持ち主を厄から守る役割があります。
また、男雛と女雛の仲睦まじい様子から分かるように女性の幸せな結婚を願うという意味もあります。
そのため、雛人形の持ち主である女性が結婚したら役目を終えたと判断するのが一般的。
ですが、女性の生き方も多種多様で、必ずしも「結婚=女性の幸せ」ではなくなりました。
結婚しなくても、女性が立派な大人として成長したらお役目終了、という考え方もありますね。
具体的なタイミングは家庭によって様々で
- 7歳の七五三が終わったら
- 小学校、中学校、高校、大学を卒業したら
- 成人したら
など節目のタイミングで処分することが多いです。
まとめると・・・
・持ち主が成長し、お守りの必要がなくなったとき
雛人形を飾らなくなったとき
雛人形には役割がありますが、それよりも単純に
「何年も飾っていないから」
「保管する場所がないから」
という理由で処分する方が多いです。
ずっと飾っていなくて場所だけ圧迫しているような状態であれば人形に感謝して処分するのもいいかもしれません。
雛人形の処分方法
雛人形の処分はゴミとして捨てるほか、寄付する、譲るなど色々な方法があります。
それぞれ詳しく紹介するので参考にしてくださいね!
社寺で供養して処分
処分することに決めても、やっぱり自分を守ってきてくれた雛人形をぽいっと捨ててしまうのは気が引けますよね。
そんなときは、人形の供養と処分が一緒にできるところにお願いするのがおすすめです。
社寺はその一つですね。
ただし、人形供養は社寺によってまちまちで
- 予約は必要なのか
- 無料なのか、有料なのか
- 有料なら費用はどのくらいかかるのか
- 持ち込みか郵送か
- そもそも人形の供養を受け付けているのか
などなど違いがあります。
いきなり持ち込む前に、必ず問い合わせをするようにしましょう。
代行業者で供養してもらう
社寺以外にも人形の供養を受け付けている団体があります。
代表的なのが日本人形協会ですね。
日本人形協会では不要な人形を受け付けて人形感謝祭で供養を行っています。
寄付する
「捨てる」という選択肢を選ぶ前に、必要としている人に「譲る」ということも考えたいですね!
例えば、幼稚園・保育園・介護施設などでは季節の飾り物をするので、雛人形はとても喜ばれます。
いきなり持参しても逆に迷惑になってしまうこともあるので、持ち込む前に必要かどうか確認してみてくださいね!
また、ビッグひな祭りなどのイベントに寄付するのもいいですね。
寄付する前に状態をよく確認し、汚れを落として丁寧に梱包するようにしましょう。
フリーマーケットに出品
雛人形のお下がりはよくないと言われていますが、それをあまり気にしない方も多いですし、単純に季節の飾り物として欲しい!という方もいます。
フリマに出品すれば、欲しい方を見つけるのも簡単です。
寄付と同じく、状態をよく確認してから出品するようにしましょう。
傷や欠品があれば、それを正しく伝えることも大切です。
ゴミとして捨てる
最終手段として、普通にゴミとして処分するという方法もあります。
捨て方については各自治体のやり方に従いましょう。
一部だけ処分するという選択肢も
丸ごと処分せず、一部だけ処分し残りは季節の飾り物として飾るという方法もあります。
コンパクトになれば保管しておくのにもそれほど場所を取りません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね!
雛人形を娘に譲るのはアリ?
不要になった自分の雛人形を娘に譲ろうと考えている方も多いのではないでしょうか。
でも「雛人形はお下がりできない」ってよく聞きますよね。
雛人形は形代(かたしろ)と言って、自分の分身としてあらゆる厄を引き受けてくれるもの。
原則的に一人ひとつ、自分専用のものが必要で譲ったり引き継いだりは出来ないと言われています。
「厄まで一緒に引き継ぐ」と言われることもありますね。
なので、雛人形を譲ることはできますが、その子のお守りとしての効果はなく季節の飾り物にしかなりません。
ただ、これは人形やさんが言っていることなので特に気にせず親戚のお下がりをもらったり、自分のものを娘に譲る家庭も多いです。
旧家などでは雛人形を代々受継ぐ、というところもありますね。
私自身は次女で雛人形は姉にしかありませんでした。
共用なのかお下がりなのかちょっと分かりませんが、自分専用の形代はなかった訳です。
それでも幸せな結婚をして子供にも恵まれていますから、やっぱり気持ちの問題かもしれません 笑
自分を守ってくれた雛人形ですから、今度は娘を見守ってもらうというのもとても素敵だと私は思います。
ただ、「自分の雛人形がない」と寂しい思いをする子がいるのも事実。
押し付けるようなことはしないほうがいいですね。
お子さんがもう少し大きくなって、自分のものを欲しがったら買ってあげて欲しいなと思います。
雛人形の処分時期 まとめ
・結婚したり、立派に成長したら雛人形は役目を終える。
・処分方法には「供養する」「寄付する」「ゴミとして捨てる」という方法がある。
・供養してもらう際には受付方法や費用などを確認する。
・寄付する時には状態をよく確認し、汚れを落として丁寧に梱包すること。
・ゴミとして捨てる場合は各自治体の捨て方を確認すること。
・一部だけ処分し、コンパクトに飾るという選択肢もある。
・雛人形は原則一人ひとつで引継ぎはできない。
・雛人形のお下がりは気持ちの問題。気にならなければ引継ぎもOK。
雛人形の処分時期や処分方法について紹介しました。
人形は処分するにしてもゴミとして捨てるのは気が引けますよね。
供養してもらえば気持ちも晴れますが、たくさん送られてくる人形に困っている神社も多いです。
供養してもらう、寄付する、譲る・・・色々な方法がありますが、まずは事前に確認し、相手の気持ちも大切にしたいですね。