こんにちは!
節分の時には豆まきをしますよね。
元気に豆を投げつける子供たちと、逃げ回る大人…という構図は風物詩でもあります。
ですが、世の中には豆まきをしない苗字・しなくてもいい苗字の方がいることをご存じですか?
また、豆まきの定番の掛け声は「鬼は外、福は内」ですが、ちょっと変わった掛け声で豆まきを行う方もいます。
この記事では、豆まきをしない苗字と、豆まきのちょっと変わった掛け声をまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
豆まきをしない苗字
豆まきをしない苗字として挙げられるのが、
- ワタナベさん
- 坂田さん
- 鬼の付く苗字
の方々です。
なぜ節分の豆まきをしないのか、それぞれ詳しく紹介しますね!
ワタナベさん
まずは、ワタナベさん。
渡辺でも渡部でも渡邊でも、ワタナベさんであれば豆まきの必要はないと言われています。
なぜかというと、平安時代の武将である渡辺綱に鬼退治の伝説があるからですね。
それから鬼のほうが渡辺さんを怖がり近寄らなくなったため、渡辺さんは豆まきをしなくてもよくなりました。
坂田さん
坂田さんも同じく坂田金時の鬼退治伝説がもとになっています。
坂田金時は幼名の金太郎が有名ですね。
鬼のつく苗字
鬼沢さん、鬼頭さん、鬼塚さん・・・などなど、苗字に鬼がつく方は豆まきをしないと言われています。
苗字に鬼がつくため、鬼を追い出してしまうのは縁起が悪いからです。
豆まきをするにしても、少し掛け声を変えて行う方が多いようですね。
豆まきの特殊な掛け声
豆まきと言えば「鬼は外、福は内!」という掛け声が定番ですが、世の中にはちょっと変わった掛け声もあります。
いくつか紹介しますね!
- 「福は内、鬼も内」
- 「福は内、福は内」
- 「福は内、悪魔外」
- 「福は内、鬼は内、悪魔外」
- 「福は内、鬼はご随意に」
- 「あっちはあっち、こっちはこっち、鬼ヶ窪の年越しだ」
「鬼は外、福は内」以外の掛け声で多いのは「福は内、鬼も内」です。
例えば、上で紹介した渡辺綱の子孫が多く残る宮城県村田町。
藩主が「九鬼」の兵庫県三田。
その他、鬼に縁のある神社や地域、鬼のつく苗字の方。
一部の商家などでもこの掛け声を使います。
「鬼」は「大荷」に繋がるため、商売繁盛を願って「鬼(大荷)も内」と言うそうです。
「鬼」のことには触れずに「福は内」を繰り返すパターンもありますね。
鬼ではなく、悪魔を追い払う掛け声もあります。
これは主に鬼を祀る神社などに多いです。
鬼は鬼でも、改心した鬼などいい鬼を祀っているため鬼ではなく悪魔を追い払うようですね。
特殊なのが、茨城県つくば市鬼ヶ窪の掛け声。
もはや全く違う口上ですよね!
あちこちで追い払われて行き場のなくなった鬼を受け入れるための掛け声です。
豆まきをしない苗字 まとめ
・渡辺綱と坂田金時が鬼退治をしたため、鬼が怖がり近寄らなくなった。
・鬼に縁のある神社や地域、苗字の家では違った掛け声で豆まきをする。
・豆まきの変わった掛け声は「福は内、鬼も内」が多い。
豆まきをしない苗字と、ちょっと変わった掛け声について紹介しました。
ワタナベさんと坂田さんは豆まきをする必要がないそうですが、特に気にせずイベントとして豆まきを楽しんでいる家庭も多いです。
また、「渡辺家の恐ろしさを忘れさせないため、やっぱり豆まきは必要!」という考えの渡辺さんもいますね。
特殊な掛け声には「鬼も内」というのがありますが、色々なところで追い出された鬼を受け入れているようで素敵だなと思いました♪
我が家で追い出した鬼も鬼塚さんや鬼頭さんのおうちに行くのでしょうか*^^*
今年の豆まきはそんなことを考えながら豆をまきたいと思います!
豆まきの正しいやり方が気になる方はこちらをチェック!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!