こんにちは!
小さな子供やペットがいると、しょっちゅう障子を破られてしまいますよね。
障子の張替えは何だか大掛かりなイメージで、破れてしまった障子をついつい放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。
でも、バリバリに破れた障子って割と外からも見えているし、ちょっと気になりますよね。
業者さんに頼むとしても、あまりに頻繁だと費用も心配です。
そんな方のために、この記事では自分でできる障子の張り替えのやり方や上手に貼るコツをまとめました。
一部だけの張り替えや破れにくいオススメの障子紙についても触れているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
障子の張り替えのやり方
障子の張替えは、手順を覚えてしまえば意外と簡単です。
週末の時間を使ってキレイな障子に生まれ変わるので、頻繁に張替えが必要な方こそぜひやり方を覚えてくださいね!
障子の張り替えに必要なもの
障子の張り替えには次のものが必要です。
- 障子紙
- 障子のり
- 障子はがし
- 霧吹き
- カッター
- 定規
代用できるものなどもあるので、それぞれ詳しく紹介しますね!
障子紙
まずは、新しい障子紙が必要です。
大きいサイズのものと小さいサイズのものがありますが、基本的には一度で貼れる大きいサイズのものを使います。
色合いやデザインなども色々あるので、お部屋の雰囲気に合わせて好みのものを選んでくださいね!
個人的には、明るい白を選ぶと部屋も明るくなるのでおすすめです♪
障子のり
障子を貼るための専用の糊です。
障子糊は希釈して使うものやそのまま使えるものなど、色々なタイプのものがあります。
チューブに入っていてそのまま塗れるタイプのものは、ハケも必要ないですしムラ無く塗れるのでおすすめです。
後で詳しく紹介しますが、障子紙の種類によっては障子のりではなく、両面テープやアイロンで貼り付けるものもあります。
購入する前に表示をしっかり確認してくださいね!
障子はがし
古い障子紙を剥がすためのものです。
あれば便利ですが、特になくても大丈夫です。
霧吹き
マルハチ産業 超微粒ミスト マイクロンスプレー 250ml ホワイト
霧吹きはなくても障子の張替えはできますが、最後の仕上げに霧吹きを使うとパリッと弛みなく張れるのでぜひ用意してください。
わざわざ購入しなくても、空いたスプレーボトルなどで十分です。
できれば細かい霧になるものがおすすめです。
カッター
障子紙を切るのに使います。
何を使っても大丈夫ですが、古い刃は折って切れ味のいい状態で使いましょう。
切れ味の悪いカッターを使うと、引っかかって障子紙が破れることがあります。
私はこれで何度も失敗しました・・・。
定規
障子紙を切るときに使います。
定規を使うとキレイな仕上がりになるのでぜひ用意してください。
障子張り専用の定規もあります。
同じ幅で切る事ができて便利なので、よければ使ってみてくださいね♪
障子の張り替えのやり方とポイント
では、障子の張り替えのやり方を紹介します!
1. 床が汚れないように新聞紙などを敷く。
2. 枠と桟に障子剥がしを塗る。ない場合は水を含ませたスポンジでしっかり濡らす。
3. しばらく放置し、古い障子紙をゆっくり剥がす。
4. 桟をキレイに拭く。水分が残らないよう、しっかり乾かす。
5. 障子紙の端を仮止めし、大体の大きさで切る。切ったものはくるくると丸めて桟の外へ。
6. 枠と桟に糊をつける。つけすぎに注意!
7. 障子紙を仮止めした側から貼っていく。(桟を手でそっと押さえるように)
8. カッターと定規を使って余分な紙を切る。
9. 糊が乾くまでしばらく放置。
10. 全体的に霧吹きを吹きかける。
キレイに張るためにはいくつかポイントがあります。
まずは、古い障子紙や糊はしっかり剥がすこと!
古いものが残っている状態で新しい障子紙を貼ってしまうと、歪んでしまったり、接着不良を起こして剥がれやすくなったりします。
長年放置した糊は特に取りづらいので、ヘラで削ぎ取ったり、サンドペーパーで削るといいでしょう。
巻きぐせが強いと端がめくれ上がってうまく貼ることができません。
あらかじめ逆に巻いたりアイロンをかけたりして巻き癖を取っておくと貼りやすくなります。
なお、障子紙は紫外線で劣化したり、日焼けしたりします。
特に破れた箇所がなくとも、2年~3年を目安に張り替えるようにしてくださいね。
実際にやってみました
実際に障子の張替えをやってみましたので、画像つきで紹介します。
まずは障子を枠から外します。
下から上に持ち上げると下側が浮くので、ぐっと手前に引き寄せて外します。
障子が枠から外れない場合
地震や湿度の変化の影響で、枠の木材が変形したりずれたりしている場合があります。
その場合、外すのがなかなか大変ですが力ずくで外そうとするのはやめましょう。
上に持ち上げたままスライドさせて外れそうな場所を探してみてください。
私の場合、一番端で試したらすんなり外れました。
今回張り替えるのがこちら。
穴が何箇所か開いていますね^^;
大分前に張り替えたものなので変色もしています。
普通は寝かせて張り替えるのですが、今回はスペースの都合上、立てかけたまま張り替えたいと思います。
では、古い障子紙をはがしていきましょう!
古い障子紙を剥がすときには「障子はがし」を使います。
もしなければ水でぬらしたスポンジかスプレーなどで濡らしましょう。
のりが柔らかくなり、はがしやすくなります。
ポイント♪
画像のように、ビシャビシャになるくらいしっかりと濡らすと剥がしやすいです。
しばらく放置し、端からゆっくりと剥がしていきましょう。
べろべろっとキレイに剥がれるはずですが、上の画像のように紙が残ってしまう部分もあります。
そういうものはここでしっかり剥がしておきましょう。
取りづらい場合は、ヘラ・カッター・サンドペーパーなどもうまく使ってくださいね♪
古い障子紙を剥がしたら、桟をきれいに拭いて乾かしておきます。
キレイに桟だけの状態になりました。
新しい障子紙を用意し、位置を決めて仮止めします。
そのまま広げてみて、大体の大きさでカットします。
少し余裕を持ってカットしてくださいね!
画像を見ても分かる通り、切り口はガタガタでも大丈夫です。
後でキレイにカットします。
大体の大きさで切ったらくるくると丸めて置いておきます。
桟に糊を塗っていきます。
塗りすぎに注意!
障子糊は100円ショップなどでも購入できます。
私が使っているのは上の画像のものですね。
そのまま使えてガイドもあるので塗りやすいですよ♪
障子張りのほか、3歳の娘の工作用の糊としても使っています(笑)
ではいよいよ新しい障子紙を貼っていきます!
もう一度端を仮止めし、ピンと張りながら貼っていきます。
あまり引っ張るとズレるので慎重に。
障子紙を触ってみると、ツルツルの面とザラザラの面がありますね。
このうち、ザラザラの面を糊付けします。
桟が見えている、部屋側の方がザラザラになります。
桟をやさしく手で押さえて貼っていきます。
何度も張替えを繰り返していると、桟が削れて障子紙が浮いてしまうことがあります。
でも、外側の大きな枠でしっかり貼れていれば、内側は貼れていない箇所が多少あっても大丈夫です。
余分な紙を定規を当てながらカットしていきます。
画像ではガタガタですが(一応定規は使っています)・・・私が不器用なだけです^^;
のりが乾く前なら、少し位は微調整ができます。
たわんでいる部分などがあれば外側に引っ張ってみてください。
多少のしわやヨレは気にしなくても大丈夫です。
糊が乾くまでしばらく放置しておきます。
一度に何枚も張り替える場合は、この時間で次の障子に取り掛かってもいいですね。
ただし、一度に障子を外すと戻すときにどこにどの障子なのかが分からなくなってしまうので注意してくださいね!
画像のようにメモ書きしておくことをおすすめします。
さて、糊が乾いたら最後の仕上げです!
全体的に霧吹きを吹きかけます。
剥がすときにはビシャビシャに濡らしますが、ここでは「表面が湿ってる・・・かな?」くらい軽くでOK!
一度濡れて乾くことで障子紙がピンと張ります。
これで障子の張替えは完了です!
元の枠に戻しましょう。
画像の右側が張り替えたものです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが・・・左の障子に比べるとちょっと明るいですよね!
※ 使っている障子紙は同じものです。
案外日焼けするもんなんだなぁ~と思いました!
何年も張り替えていない障子があれば、ぜひついでに張り替えてみてくださいね♪
障子の張り替えで一部分だけの場合
小さな子供やペットがいると、せっかく張った障子紙を頻繁に破られてしまいます。
でも、ちょっと指で突いて穴を開けちゃった・・・とか
下の方だけ剥がれてしまった・・・という場合、
上の手順で張りかえるのはちょっと面倒ですよね。
こういったちょっとした破れや剥がれは、「全部剥がして全部貼る!」ということをしなくても、桟で囲われた区画ごと張り替える、という方法があります。
1. カッターを使って張り替えたい部分を丁寧に剥がす。
2. 新しい障子紙を貼る。
一部だけ張り替える場合、小さいサイズの障子紙を使います。
この時適当に選んでしまうと、いかにも
「ここだけ修繕しましたぁ!」
という雰囲気になってしまうので、なるべく色や柄を合わせるようにしましょう。
今は色がついたカラー障子紙も販売されています。
カラー障子紙プラカ障子全12色組み合わせてオリジナルのデザインに95cm×185cm
あえて違う色を使ってみるのもインテリアとして素敵ですね。
ちょっと穴が開いただけ、くらいなら補修用の和紙シールを使うという方法もあります。
こちらも色々なデザインがあるので、インテリアに合わせて選んでみてくださいね♪
障子を張替えるときは破れにくいものを選ぼう!
障子の張替えは、やり方自体は簡単ですが手間がかかります。
一度張り替えたら、できれば長く使えると嬉しいですよね。
そんな時は普通の障子紙よりも格段に破れにくい、プラスチック障子紙がおすすめです。
UVカットプラスチック障子紙 無地 94cm*2.15m(1枚入)
現在我が家でも使っていますが、和紙の障子紙よりも硬さがあってちょっと指で突いたくらいでは破れません。
小さな子供が二人いますが、しばらく張替えせずに済んでいます。
プラスチックの障子紙には、破れにくい他にも色々メリットがあります。
・断熱性が上がり、冷暖房の効率が上がる。
・張替えが簡単でキレイに貼れる。
プラスチック障子紙は糊ではなく、両面テープやアイロンを使って貼り付けます。
ちょっと失敗してもやり直しが利くのがいいですね♪
プラスチック障子紙は断熱性が高まる反面、通気性が悪いので結露が出来やすくなるというデメリットがあります。
また、和紙の障子紙に比べて値段が少しお高めなので、家の全ての障子をプラスチック障子にしようと思うと費用面が少し心配です。
子供の手の届く位置や、子供がよく過ごす部屋はプラスチックにして高い位置にある障子は和紙にするなど、うまく使い分けたいですね。
障子の張り替えのやり方 まとめ
・キレイに張るには古い障子紙と糊をしっかり落とすのがポイント!
・あらかじめ障子紙の巻き癖を取っておく。
・破れていなくても2年~3年を目安に張り替える。
・一部だけ破れた場合は、桟の区画ごとに張り替える。
・カラー障子紙や補修用の和紙シールを活用する。
・破れにくいプラスチック障子紙がおすすめ!
障子の張替えのやり方とポイント、破れにくい障子紙のおすすめについて紹介しました。
特に子供が小さいうちは、よく障子を破られて困ってしまいますよね。
障子の張り替えはちょっと手間がかかりますが、やり方を覚えてしまえば簡単です♪
今はインテリア性の高いオシャレな障子紙もたくさんあります。
ぜひ着せ替え感覚で楽しみながら張替えをしてみてくださいね♪