こんにちは!
ひな祭りにはカラフルな菱餅を飾りますよね!
赤、緑、白・・・とありますが、実はそれぞれの色に意味があることを知っていますか?
一般的には赤、白、緑の3色ですが、地域によっては5色のこともあるし色の順番にも決まりがあります。
普段何気なく飾っている菱餅ですが、そこには娘に対する親の愛情がたっぷり込められています。
お子さんに聞かれたときにしっかり答えてあげられるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
目次
ひな祭りの菱餅の色の意味
ひな祭りの菱餅は赤と緑と白の3色で構成されています。
カラフルな3段重ねになっている理由は諸説ありますが、共通して言えるのは「穢れを払い、悪鬼から守る」ということ。
もちろん、それぞれの色にもきちんと意味があります。
詳しく紹介しますね!
菱餅の赤の意味
菱餅の赤(ピンク)は桃の花をイメージしていると言われています。
桃の節句にピッタリな華やかな色ですね!
この赤はクチナシの実で着色されており、解毒作用があります。
赤は鬼が嫌がる色ともされていて、魔除けの効果もあります。
菱餅の白の意味
菱餅の白は純白の雪をイメージしていると言われています。
雪から連想して、清浄・純潔を表しているんですね。
白い部分には菱の実が入っており、血圧低下の作用があります。
子孫繁栄や長寿を願う意味も込められています。
菱餅の緑の意味
菱餅の緑は新緑をイメージしていると言われています。
ひな祭りは3月初頭ですから、春の訪れを祝うのにピッタリですね!
緑はヨモギで着色されており、増血作用があります。
その他、厄除けや健康を願う意味でも使われます。
ひな祭りの菱餅の色の順番
ひな祭りの菱餅は色の順番、重なり方にも決まりがあります。
自分で作ろうと思ったときのためにも、正しい順番を知っておきたいですよね!
ひな祭りの菱餅の色の順番は
もしくは
という2つのパターンがあります。
どちらかというと、上から赤、白、緑の順番が一般的ですね。
菱餅の色というのは、先ほど書いたとおり
赤 → 桃の花
白 → 雪
緑 → 新緑
を表しています。
なので、「上から赤、白、緑」のパターンの場合は
「残雪の下には新芽が芽吹く準備をしており、雪の上には桃の花が咲いている」
という風景を表していることになります。
イメージとしては3月上旬頃の景色でしょうか。
一方「上から赤、緑、白」の場合、
「残雪の上には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている」
という状態。
イメージとしては3月なかば頃の景色ですね。
ストーリーで覚えると覚えやすいので、自分で菱餅を作るときの参考にしてくださいね!
菱餅の色は五色のものもある!?
菱餅の色は、赤・白・緑の3色が一般的ですが、実は5色の菱餅もあります。
5段ともなると、さらにカラフルで華やかですね!
奇数は割り切れないため、昔からいい数字とされてきました。
一般的に多く出回っている菱餅は3色ですが、地域によっては5色だったり7色だったりします。
色は地域によって違いがあるようですが、黄色を入れるところが多いですね。
黄色を入れる意味は諸説あります。
- 月を表している
- 菜の花を表している
- 栗を表している(秋の実り、五穀豊穣を願う)
などなど様々ですね。
ひな祭りの菱餅の色の意味 まとめ
・菱餅の白は菱の実で血圧低下の作用がある。残雪のイメージで長寿や子孫繁栄の意味が込められている。
・菱餅の緑はよもぎで増血作用がある。新緑のイメージで厄除けや健康を願う意味が込められている。
・菱餅の色の順番は上から赤・白・緑が一般的。3月上旬の景色をイメージしている。
・上から赤・緑・白のパターンもあり、3月中旬頃の景色をイメージしている。
・菱餅の色は3色が一般的だが、5色や7色のものもある。使う色や色の意味は地域によって違いがある。
ひな祭りに飾る菱餅の色の意味について紹介しました。
菱餅はちらしずしやひなあられと並んで、ひな祭りの定番メニューですが私自身は食べたことも飾ったこともありません。
カラフルだなーとは思っていましたが、それぞれにちゃんと意味があり健康にいい成分も含まれていて、娘への愛情モリモリですよね!
今は菱餅風のムースやケーキもあるので、色だけでもちゃんと合わせて作ってみるのもいいなと思いました。
菱餅の3色にはたくさんの思いが込められています。
お子さんに聞かれたときにはぜひ教えてあげてくださいね♪