こんにちは!
お盆の終わりには送り火を焚いてご先祖様の魂を送り出しますよね。
地域によって違いはありますが、毎年の恒例として行っている方も多いのではないでしょうか。
ですが、お盆の時期というのは台風の時期でもあります。
故人をお見送りする日が悪天候に見舞われることだってありますよね。
この記事では、台風の接近などで送り火をする日に風が強い場合の対処法や、送り火をする日が遅れてしまった場合どうなるのかについて紹介します。
ぜひ最後まで読んで、安全に送り火を行ってくださいね!
目次
お盆の送り火の日が台風の場合、どうする?
冒頭でも書きましたが、お盆の時期は台風の時期でもあります。
ちょうど送り火の日に台風接近の予定・・・。
そんなこともよくあります。
でも、慌てないで!
各家庭で柔軟に対応して大丈夫です。
お盆の送り火っていつやるの?
送り火は、一時的に帰ってきた故人の魂を、あの世へ送るための儀式のようなもの。
一般的にはお盆の最終日に行います。
地域によって違いはありますが、大体15日か16日ですね。
「ゆっくりしていってね」という気持ちを込めて、夕食後くらいの時間帯に行う家庭が多いです。
送り火の日に台風が近づく場合はどうする?
京都の五山送り火は大雨だろうと台風だろうと、中止することなく行われています。
ですが、一般家庭ではさすがに大雨強風のさなか火を焚く人もそんなにいないでしょう。
「残念だけど、今年はできないね」で終わるお宅がほとんどです。
ですが、この記事を読んでいる読者さんはきっと
「送り火はやりたいけど、外で火を焚くのは危険だ・・・」
と、なんとか送り火を行う方法を探しているのではないでしょうか。
台風が近づいているときに送り火をするなら、次の二つの方法が現実的です。
- 日程や時間帯を調整する
- 送り火のやり方を工夫する
無理をして送り火をしてもご先祖様は喜ばないでしょう。
台風が過ぎた後に改めて送り火をするか、荒れる前に早めに済ませるのがおすすめです。
どうしても当日に送り火をしたい場合は、ちょっとやり方を工夫してみましょう。
風が強いときの送り火のやり方を次の章で詳しく紹介します。
送り火で風が強いときの対処法
強い風が吹いているときにそのまま外で火を焚くのは危険です。
安全に注意し、短時間で済ませるようにしてくださいね。
雨が降っているときは、こちらの記事を参考にしてください。
安全な送り火のやり方
送り火というのは本来、玄関先などでおがらを焚く、という方法で行います。
その時に出る煙が故人の道しるべとなるわけですね。
※ 送り火のやり方について解説した記事があります。
興味のある方はこちらもチェックしてくださいね♪
ですが、風が強いときは危険なので、なるべく風の当たらない安全な場所で行いましょう。
その際、缶や金属製のバケツなどに入れて火を焚くと風で飛んだり消えたりしないのでおすすめです。
日本製 Japan 土井金属化成 トタン改良バケツ 13型 厚板
消火用の水も忘れずに!
火を使わない送り火
本来のやり方とは違いますが、火を焚かずに形だけ行うのもOKです。
安全が一番ですからね!
送り火には盆提灯で代用する方法もあります。
盆提灯に火を灯して仏壇の側に置く、というとても簡単な方法で室内で完結するので雨風の影響を受けません。
上のような電池式のろうそくもありますので、そういうものを使えば更に安全ですね。
お盆の送り火が遅れるとどうなる?
送り火の日に大型台風が接近していて、送り火が出来なかった・・・という時もあるでしょう。
では、お盆の送り火が遅れてしまうとどうなるのでしょうか。
お盆の送り火は故人が無事にあの世へ帰るための道しるべになります。
お盆はこの世とあの世の境目が曖昧になるので、亡くなった人も帰ってくることができると言われていますね。
お盆の最終日にきちんと送り火をしないと
「あの世への扉が閉じて、故人が帰れなくなる」とか
「期日までに帰ってこないと閻魔様に叱られる」と考えている人もいます。
ですが、私はそうは思いません。
大切なのは故人への供養の心です。
お盆の送り火は、年々簡素化され「もう何年もやっていない」というご家庭もある中、「少し遅れたけど、送り火をやろう!」という気持ちがあるだけで素晴らしいことです。
仕事や天候の関係で、当日に送り火ができないこともあるでしょう。
でも、できることをできる範囲でやればご先祖様もきっと喜ぶと思います。
天気が悪くて送り火ができなさそうなときは、無理せず日にちをずらして別の日に改めて送り火をするのもひとつの案です。
お盆の送り火、台風の場合はどうする? まとめ
・送り火の日に台風が近づいている時は、日時を調整するか送り火のやり方を工夫する。
・送り火は本来玄関先で行うが、風の強い場合は風の当たらない安全な場所で行う。
・風が強いときの送り火は、火をつけずに形だけ行うか、缶などに入れて焚くのがおすすめ。
盆提灯で代用する方法もある。
・悪天候の中送り火をするときは、荒れる前に短時間で済ませること。
・お盆の送り火は供養の心が大事!形式にこだわらず、できる範囲のことをやる。
お盆の送り火の日が台風のときの対処法について紹介しました。
毎年の恒例として送り火を行っていると、天候の関係で送り火が出来なさそうなときにどうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
台風のときは風も強く、その中で火を焚くのはとても危険です。
荒れだす前であれば短時間で簡単に済ませるのもいいですが、少しでも無理そうだなと思ったら日にちをずらすか盆提灯で代用するのがおすすめです。
大切なのは故人への供養の気持ち。
天気の関係で送り火が遅れてしまったり、できなかったりしてもあまり深刻に考えず、出来る範囲のことをやりましょう。