こんにちは!
そろそろ子供にスキー用品を買ってあげたいな、と思っているお父さん・お母さん。
スキーのセットって結構お高いですよね。
スキー板、ストック、ブーツ、それ以外にもウェアや帽子、手袋など一式揃えようと思ったらそれなりのお値段になります。
きっと、ネットオークションやお下がり、レンタルなどで安く済ませたい方も多いのではないでしょうか。
スキー板とブーツを別々に購入したり、板は譲ってもらうかレンタルして靴のみ購入する、というパターンもあるでしょう。
そんな時、浮かぶ疑問が
- スキーのブーツってどんなスキー板にも合うの?
ってことだと思います。
最初からセット販売のものはいいですが、別々に用意するとなると気になる問題ですよね。
板とブーツが合わなかったら困っちゃいますし。
そこで、今回の記事ではスキー板とブーツの規格と調整についてまとめました。
スキー板とブーツはきちんと合っていないと思わぬ怪我に繋がります。
子供の安全を守るためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね!
目次
スキー板とブーツで規格は合う?
スキー板とブーツを別々に用意するとなると、規格が合うのかどうかが一番気になりますよね。
ブーツとビンディング(ブーツを板に固定するための金具)の形には色々ありますが、ここでは最も一般的な「アルペンソール規格」を前提にお話していきますね!
アルペンソール規格
ブーツのつま先に出っ張りがあるタイプ。
つま先を引っ掛けた状態でかかとを踏み込み、ガチャっと固定する。
チャイルド規格とアダルト規格
スキー板のビンディングとブーツには「チャイルド規格」と「アダルト規格」の2種類があります。
その名の通りチャイルド規格は子供向け、アダルト規格は大人向けですね。
メーカーによっても違いはありますが、大体22cm前後でチャイルド規格からアダルト規格に切り替わります。
チャイルド規格とアダルト規格はサイズが違うというだけでなく、ブーツのつま先にある出っ張り部分の大きさがそもそも違います。
ジュニア用だけどアダルト規格、なんていうややこしいものもあるので注意してくださいね。
ちょうど境目あたりのサイズだとチャイルド規格なのかアダルト規格なのか分かりづらいかと思います。
この規格はブーツの靴底に記載されています。
「C」という表記があればチャイルド規格、「A」という表記があればアダルト規格です。
スキー板とブーツの規格を合わせる
さて、ここで本題の「スキー板とブーツは何にでも合うのか」問題です。
結論から言うと、スキー板の規格とブーツの規格が合っていれば問題ありません。
つまり、チャイルド規格のスキー板にはチャイルド規格のブーツ、アダルト規格のスキー板にはアダルト規格のブーツ、という感じですね。
このメーカーの板にはこのブーツ、というように細かく決まっているわけではありません。
メーカーが違っていても大丈夫です。
チャイルド規格のブーツでアダルト規格のスキー板を使うのはやめましょう。
先ほども紹介した通り、チャイルド規格とアダルト規格ではそもそも出っ張りの大きさが合いません。
隙間ができてしまうので、滑っている途中で外れやすくなり大変危険です。
スキー板とブーツで調整が必要な場合も
スキー板とブーツは規格が合っていれば何にでも合うというお話をしました。
ですが、ブーツに合わせて若干の微調整は必要です。
大人の場合、一度調整すれば多少ブーツのサイズが変わってもそのまま使うことができます。
それに対し、子供用はシーズンごと小まめな調整が必要です。
「解放値」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ビンディングはある程度の力が加わった時にブーツが外れるようになっています。
転倒したり何かに引っかかったときに怪我をしないための、いわば安全装置のようなものですね。
この外れにくさを数値で表したものが解放値です。
解放値は、強すぎれば必要なときに外れてくれませんし、弱すぎれば滑っている最中に外れてしまったりします。
どちらにしても危険ですから、きちんと自分に合った解放値に合わせておくことが大切です。
成長の著しい子供はすぐにブーツサイズが大きくなったり体重が増えたりするため、解放値の設定が合わなくなります。
怪我を防ぐためにも、こまめにチェックして再調整するようにしましょう。
調整の仕方はネットの記事や動画などですぐに探せますし、それほど難しい作業ではありません。
ただ、安全性に関わることですので本来は有資格者が調整を行うことになっています。
自信のない方は無闇に触らず、プロにお任せした方がいいでしょう。
ビンディングの調整はチューンナップショップでやってもらうことができます。
お店によってまちまちかとは思いますが、大体3000円~5000円程度が相場になっています。
スキー板とブーツで規格は合う? まとめ
・靴底の表記がCならチャイルド規格、Aならアダルト規格。
メーカーによっても違うが、22cm前後で切り替わる。
・スキー板とブーツは規格が合っていれば問題なく使える。
・チャイルド規格とアダルト規格はつま先の出っ張りのサイズが違うため、合っていないと外れやすくなる。
・ブーツのサイズなどに合わせて微調整は必要。
・ある程度の力が加わったときのブーツの外れにくさを「解放値」で表す。
・子供はすぐに解放値が合わなくなるため、小まめにチェックし再調整する。
・調整は簡単だが、安全性に関わるため有資格者に任せたほうがよい。
・ビンディングの調整はチューンナップショップで3000円~5000円程度が相場。
スキー板とブーツの規格と調整について紹介しました。
スキー用具一式は結構高いので、「まずはブーツだけ・・・」という方も多いですよね。
ブーツの規格にスキー板が合っていれば問題なく使えますが、調整は必要です。
ビンディングの調整はやり方自体は簡単なものの、自分でやると結構手間ですしショップなら料金がかかります。
子供の成長に合わせて頻繁に再設定するのは確かに負担が大きいかもしれません。
ですがそれも怪我を防ぐために必要なこと。
MYスキーを手に入れたら定期的な見直しも忘れず、安全に楽しく滑りましょう!