こんにちは!
旦那さんやお子さんにお弁当を作っている方は多いかと思いますが、
この時期、お弁当からの食中毒が心配ですよね。
調理してから食べるまでに時間が空いてしまうお弁当は菌が繁殖しやすく、
調理や保存に気をつけないと傷んでしまったおかずでお腹を壊してしまうこともあります。
私の夫は建設業のため外で仕事をしており、
その間お弁当を灼熱の車内や炎天下の屋外に放置されることが多いです。
同じように旦那さんが営業さんだったり現場仕事だったり…という場合
お弁当つくりには特に気を遣いますよね。
この記事では、食中毒を予防するためのお弁当つくりのポイントや
夏のお弁当にNGの傷みやすいおかずと食材、
外仕事の人のためのお弁当保存のポイントを紹介しています。
ぜひ参考にして、元気に夏を乗り切りましょう!
目次
食中毒を予防する弁当作りのポイント
食中毒は、もともと手や調理道具、食品についていた原因菌が増殖し、
それを食べることによって引き起こされます。
食中毒予防の三原則にもありますが、
- 原因となる菌を食品につけないこと
- 原因となる菌を増やさないこと
- もともとついていた原因菌をやっつける(死滅させる)こと
お弁当つくりではどんなことに気をつけたらいいかそれぞれまとめましたので
ぜひできることから実践してみてくださいね!
原因菌をつけない対策
- 手や調理道具、お弁当箱を除菌する。
- おかず同士がくっつかないようにおかずカップなどで分ける
- 素手で触らない。
- 箸は使うごとに拭くか洗う。
菌は目に見えませんが、いたるところにうじゃうじゃいます。
その菌を、なるべく食品に着かないようにする対策です。
まずは手をしっかり洗い、アルコール消毒すること。
調理道具やお弁当箱にも菌はついているのでアルコールや熱湯、除菌効果のある洗剤などで
除菌します。
おかずをお弁当箱に詰めるときには素手で触らず、箸やトングなどを使いましょう。
箸は使うごとに拭いてから次のおかずを詰めます。
そうしないと、例えば一部のおかずに原因菌がいたとして
そのおかずに触れた箸でいろいろなおかずに触れてしまうと
あちこちに菌が移ってしまいます。
同じ理由でおかず同士が触れないように仕切りやおかずカップでしっかり分けます。
できれば二段のお弁当箱や別の容器を使うなどして
ご飯とおかずも分けたほうがいいです。
原因菌を増やさない対策
- 水分の多いおかずは避ける。
- 抗菌シートを使う。
- しっかり冷ましてからお弁当箱に詰める。
- 熱いものと冷たいものを一緒に入れない。
ついてしまった原因菌をなるべく増やさないようにする対策です。
菌は温度や湿度などの条件が整うとものすごい勢いで繁殖していくので
低温・乾燥が重要です。
お弁当箱に入れる抗菌シートを使うと、菌の繁殖を抑えて傷みにくくしてくれるので
菌の繁殖の条件が整う梅雨時や夏場のお弁当におすすめです。
抗菌シートはとても便利なアイテムですが、あまり過信しすぎず補助的なものと考えて
お弁当の中身にも気をつけましょう。
梅干にも殺菌作用はありますが、食中毒を予防するレベルの効果を期待するなら
結構大量に必要になります。
「梅干入れてるから大丈夫!」と思わず、あくまで補助的なものと捉えてくださいね。
水分の面で言うと、煮物などの水分の多いおかずは避けるのはもちろんのこと
お弁当の中でできる結露(水滴)にも注意です!
温かいおかずはしっかりと冷まして熱を取ってから。
熱いものと冷たいものを一緒に入れず、冷たいものは冷たいもの同士で。
この二つをしっかり守りましょう。
原因菌をやっつける対策
- しっかり加熱する。
原因菌をやっつけるために、どんな食材もしっかり加熱しましょう。
生で食べるものや半熟のものは食中毒を起こす危険性が高いです。
調理するときは中心部までしっかり加熱し、
冷めたお弁当をレンジなどで再加熱するときには中まで熱々にします。
高温になればほとんどの菌は死滅するので
しっかり加熱して調理したものは食中毒の危険性も低いです。
夏のお弁当で傷みやすいおかずは?
おかずによってはすぐに傷んでしまって、夏のお弁当に向かないものもあります。
旦那さんの大好物もあるかもしれませんが、夏の間だけでも我慢してもらうか
どうしても食べたいときは外食にしてもらいましょう。
- ポテトサラダ
- 練り物や半加工品(ハムやちくわなど)
- 味付けしたご飯(チャーハンや炊き込みご飯)
- 生野菜
- 半熟の卵焼き
加熱せずに生で食べるものについては気をつけている方も多いと思いますが
しっかり加熱して調理しているものでも傷みやすかったりするので注意が必要です。
ポテトサラダはデンプン・水分・マヨネーズのトリプルパンチで傷みやすいですし、
チャーハンや炊き込みご飯など味付けしてあるご飯は
普通のご飯に比べても傷みやすいです。
※ 特に具に卵が入っているものは要注意!
これらのおかずは夏のお弁当にはNGです。
食べたくなったら夕食にするとか外食で食べるなどして出来たてを食べたほうがいいですね。
夏のお弁当で外仕事の場合の保存の工夫
お弁当は食べるときにはだいぶ時間が経っていますから、
菌の増殖を抑えるためにも高温・多湿を避けて涼しい場所で保存したほうがいいです。
涼しい室内か、会社に冷蔵庫があればなるべく早く冷蔵庫に入れるのが安全ですが
外仕事をしているとそうもいかないと思います。
時には炎天下の中、車内に置きっぱなしになることもあって心配ですよね。
そんな方には、お弁当の中身がなるべく高温にならないように
保温のランチジャーを使ったり、普通のお弁当を使う場合には
保冷バッグに入れてケーキを買うとついてくる保冷剤を一緒に入れるようにするといいですよ♪
もしもお昼時に保冷剤が完全に溶けていて「なんだか心もとない…」という場合は
ペットボトルに入れた飲み物(水かお茶)を凍らせて、
保冷剤の代わりとして一緒に保冷バッグに入れるのがおすすめです。
お弁当を熱から守ってくれるうえ、飲み物も冷たい状態で飲めて一石二鳥です♪
何日か様子を見て、保冷剤(凍った飲み物)の状態を聞いてみて、
本数を増やしたり半分だけ凍らせたりと調整してみてくださいね。
食中毒予防のお弁当 まとめ
・しっかり冷ましてからお弁当箱に詰め、菌が増えないようにする。
・中心部までしっかり加熱し、菌を死滅させる。
・夏のお弁当は生もの以外にもポテトサラダやチャーハンに注意!
・外仕事などで高温の場所にお弁当を置くときには、保冷のランチジャーや保冷剤を使う。
暑い夏はお弁当の劣化が心配ですよね。
夏は特に気を遣ってお弁当つくりをしている方も多いはずです。
食中毒は入ってきた菌が体の防御作用に負けたときに起こります。
ニュースなどを見てもお年寄りや子供など、免疫力が低い方が重症化していますよね。
夏のお弁当つくりで気をつけることは色々ありますが、
どこまで気をつければいいのかは人によって違います。
しっかり加熱してしっかり冷ましてからお弁当箱に詰める、ということを徹底すれば
食中毒の危険性も低くなりますが
もしも、もともと病気にかかりやすい体質の方だったり
風邪などを引いていて免疫力の低下している状態だったら
それだけの対策だと不十分だったりします。
普段から体の状態にも目を向けて、その時々に合わせてしっかり対策していきましょう!