こんにちは!
この時期になると、続々と梅雨入りの発表がされますよね。
服装が半袖に変わる頃「何だか最近雨続きだなぁ」と思ったら、
とっくに梅雨入りしてた…という季節感のない私ですが
どういう判断基準で梅雨入りを発表しているのか疑問ですよね!
それに、テレビでは梅雨入りと言っていたのに晴れてるんですけど?ということもあります。
この記事では、梅雨入りの判断基準と梅雨入り後に晴れの日がある理由について解説しています。
天気予報を見て不思議に思っていた方、必見です!
梅雨入りの判断はどのように行う?
梅雨入りした!と気象庁が判断するのは、ザックリというと「雨が続いたら」です。
これだけではちょっとザックリしすぎなので、少し詳しく解説しますね!
実は梅雨入りには明確な基準がなくて、
- 梅雨型の気圧配置になっている。
- 梅雨前線がある。
- ここ数日雨や曇りの日が多い。
- 今後も雨や曇りの日が多くなりそう。
などなどから総合的に判断しています。
桜の開花宣言や春一番なんかは明確な基準がありますが、梅雨入り・梅雨明けに関しては
「今日から梅雨!」「今日から夏!」というようにはっきりした区切りがなく
判断も難しいです。
なので、5月・6月に発表される梅雨入りはこんな感じで判断しています。
↓
・前日・前々日が雨や曇り
↓
・明日以降、雨や曇りが続くと予想される
↓
・梅雨入り!
このとき、ただ雨が続けば梅雨!という訳ではなく
「梅雨前線の影響による雨」という条件はあります。
なので、例えば台風が来ていてしばらく雨が続いた…というのは梅雨とは言いませんね。
梅雨前線の影響による雨で梅雨入りを判断しているので、
単純に西から順番に…ではなく、関東→九州の順で梅雨入りすることもあります。
(梅雨前線もまっすぐ一直線ではないですよね)
ちなみに、5月6月の梅雨入り発表はあくまで速報値であり、
梅雨入りした正確な日付は9月頃に確定します。
発表するときも「梅雨入りしたとみられます」という表現ですよね。
※ こちらの記事も参考にどうぞ!
そして、梅雨入りや梅雨明けは結構広い範囲で発表するので(関東とか九州とか)、
梅雨入りが発表されても「え?晴れてますけど」ということもあります。
梅雨入り後に晴れることはある?
梅雨入りしたはずなのに晴れてる…という時も結構ありますよね。
梅雨といっても毎日毎日雨が続く訳ではなく、雨続きのなか晴れる日もあります。
ただ、梅雨入りしたばかりの頃は晴れ続きだったり雨続きだったりと不安定で
あれ?と思うこともありますよね。
これは、上にも書いたように広い範囲で梅雨入りを発表しているので
厳密にはまだ梅雨入りしていない地域もあったり、
ハッキリした境目がないことが原因です。
季節って行きつ戻りつしながら進んでいきますよね。
突然暑くなって「今日から夏!」とか
突然雪が降り始めて「今日から冬!」とキッチリ区切られているわけではありません。
梅雨は第五の季節とも言われているように
突然雨が1ヶ月くらい続いた後にパタッと止んで「ハイ、夏!」
というほど単純ではありません。
梅雨入りの頃は雨が続いたり晴れが続いたりしながら
本格的な梅雨に向かって進んでいくという流れです。
また、特に梅雨入りの頃は梅雨前線が移動しやすく
近づけば雨、離れれば晴れ、というように変動しやすいというのもあります。
梅雨入りの判断 まとめ
・6月の発表は速報値で正確な日付は9月に確定される。
・境目が不明瞭なので、特に梅雨入りごろは晴れが続いたりもする。
・広い範囲で梅雨入りが発表されるため、梅雨入りしても晴れていたりする。
・梅雨入りの頃は梅雨前線が移動しやすく、雨だったり晴れだったりする。
梅雨入りの判断基準と梅雨入り後に晴れることについてまとめました。
梅雨入りや梅雨明けの日というのは、例えば外で工事をしている方や
自然を相手に仕事をしている農家や漁師の方にとってはとても大事な情報です。
ですが、一般の人にとっては梅雨入りの日を細かく気にしている方は少ないのではないでしょうか。
曖昧な季節の変わり目、行ったりきたりを繰り返しながら季節が進んでいくと考えて
ぜひ梅雨の時期も楽しんでくださいね!
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