こんにちは!
夏の暑い時期は食中毒の危険性もぐっと高くなります。
家庭内でもしっかり対策している方が多いかと思いますが、
もしも飲食店の食事が原因で食中毒になってしまったらどうすればいいでしょうか。
外食後にひどい吐き気や下痢があって、入院などでしばらく仕事を休まなければいけなくなると
実害も大きく、「店側で何か補償をしてもらいたい」と思いますよね。
この記事では、飲食店で食中毒になってしまったときの対処法や補償の内容、
条件などについてまとめています。
このことを知らないと、補償が受けられずに泣き寝入り…ということもあります。
いざというときにしっかり対処できるように、ぜひ覚えておいてくださいね!
目次
飲食店で食中毒になったらどうする?
飲食店で食事をした後に、食中毒のような症状が出たら
まずはすぐに医師の診断を受けましょう。
「あれが原因でしょ!」という心当たりがあっても
因果関係が証明できないならお店に直接連絡して文句を言うのはNGです。
医師免許を持っていない私たち素人は
その症状が食中毒なのかどうかも分からないし、
ましてや原因菌が何かとか、どの食事が原因なのかとかも分かりませんよね。
菌によっては2,3日経ってから症状が出始めるものもあるので
一概に「直前の食事が怪しい」とも言い切れません。
なのでまずはすぐに病院に行って医師の診断を受けましょう。
問診だけでは食中毒と断定することはできませんから、
検便で菌の有無を調べるはずです。
もしも受診が遅れたら、すでに菌が排出されてしまっているので
原因の特定が難しくなります。
菌があって間違いなく食中毒だと分かれば、診察した医師が保健所へと通報します。
義務なので必ずします。
後は保健所がその飲食店を調査して、同じ菌が検出されれば食中毒事件として
営業停止などの処分が下されます。
あなたがやることは、病院を受診することと
保健所からの聞き取り調査に協力したり、指示に従うことくらいで
特別どこかに通報したり報告する必要はありませんので安心してくださいね。
飲食店で食中毒になったらどの程度補償される?
保健所の調査も済み、その飲食店の食事が原因で食中毒になったと分かったら
被害を受けた分、お店から補償してもらうことができます。
お店によっても対応が違ったりしますので、参考程度にしてくださいね!
補償の内容
飲食店での食事が原因で食中毒になってしまった場合、飲食費は全額返金されることがほとんどです。
例えば、コース料理のうち一部の料理にだけ菌が検出された…という場合でも
コース料金全てを返金してもらえることが多いですね。
それに加えて、食中毒にならなければ支払う必要のなかった治療費・入院費の負担と
お見舞金・お見舞い品を持参して謝罪、という対応をしているお店が多いです。
もちろん補償の内容や金額はお店によってもまちまちなので一概には言えませんが
「誠意ある対応」としてそのくらいの補償をするのが普通です。
また、食中毒による入院や自宅療養でしばらく仕事を休んでいた場合
休業補償があったりもします。
必要なものや条件
飲食店で補償を受けるためには条件があります。
上にもちらっと書きましたが、
保健所の調査が終わって食中毒事件として確定していることです。
飲食店にとって食中毒は死活問題。
しばらく営業できなくなりますし、その期間が終わっても
評判が悪くなって客足が遠のくかもしれません。
「ここの食事で体調が悪くなった!」と訴えても
体調不良の原因と飲食店で提供している料理に因果関係がなければ
補償もしてもらえないでしょう。
公的な機関(保健所)が検査しているということが大切です。
医師の診断書と、その飲食店で食事をしたときのレシートもあるといいですね。
飲食店での食中毒 まとめ
・医師が保健所に連絡するので、その後保健所の指示に従う。
・医療費の返金、医療費、見舞金(見舞品)、休業補償などの補償がある。
・診断書とレシートがあるといい。
飲食店の食事で食中毒の症状が出たときの対処法についてまとめました。
体調が悪くなれば病院に行くかと思いますが、
病院にも行かずに食中毒と決め付けてお店に直接文句を言うのは
くれぐれもNGです。
それはただのクレーマーですからね^^;
ですが、ハッキリ「飲食店の食事が原因の食中毒」と分かれば
必要なお金は補償してもらうことができます。
この時期の食べ物には何かと神経質になりがちですが
飲食店ではご家庭よりもずっと慎重に調理をしています。
ぜひ安心して食事を楽しんでくださいね♪