こんにちは!
市販の冷凍食品やまとめ買いしたものの冷凍、作り置きの冷凍って
食中毒の危険性があるのかどうかよく分からないですよね。
特に小さい子供がいると食中毒の重症化も心配だし
「冷凍だから大丈夫でしょ!」って気軽に考えられないと思います。
冷凍食品だったら食中毒の危険性はない?
買ってきた食品はとりあえず冷凍しとけば安心?
この記事では、冷凍したもので食中毒になるかどうかと
食中毒を予防するための冷凍・解凍のポイントについて紹介しています。
ぜひこの記事を読んで、大切なお子さんを食中毒から守ってくださいね!
冷凍食品で食中毒になる?
結論から言うと、冷凍食品でも食中毒になる可能性はあります。
加熱調理してあって、自然解凍とかレンジで少し温める程度で食べられるものは
厳しい衛生管理のもとで作られているので
多少加熱が足りなくても安心して食べることができます。
ただし、常温に放置してしばらく経ったものや
冷凍状態が保てなくて一度解凍されてしまったものは食中毒の危険性が高まります。
普通に、しっかり冷凍されているものを買ってきてすぐに冷凍庫にしまい、
食べるときには食べる分だけ温めてすぐに食べる、という場合なら大丈夫なので
安心してくださいね。
気をつけないといけないのが「惣菜半製品」です。
以前こんなニュースがありました。
問題の冷凍メンチは「総菜半製品」と呼ばれる製品で、生のまま加工、冷凍されている。
日刊ゲンダイDIGITAL
レンジでチンして食べられますよーという冷凍食品ではなくて、
途中まで作って冷凍してあって、あとは調理するだけで完成!というタイプです。
あとは焼くだけ!のギョウザとかハンバーグとかありますよね。
そういうものは生のものを冷凍してあるだけですから
自宅でしっかり加熱調理を行う必要があります。
食中毒の細菌は冷凍することで死滅させられる?
働いているママなどは毎日忙しくて、週末にまとめ買いしたり作り置きしたものを冷凍して
平日は簡単に調理するだけ、と色々工夫している方も多いかと思います。
冷凍してあれば原因菌も死滅してるだろうって思いますよね。
ですが菌の種類によってはご家庭の冷凍庫の温度では死滅しないものもありますし、
菌が死滅していても菌が出す毒素が残っていたりします。
冷凍は細菌の活動が抑えられているというだけで、万能ではありません。
原因菌がついた状態で冷凍していたとして、
「冷凍してたし大丈夫!」と油断して加熱不十分だったりすれば
食中毒になる可能性もありますよね。
なので、冷凍・解凍するときには「死滅してるはず」と思わずに
色々なことに気をつけたり対策する必要があります。
冷凍・解凍で食中毒を予防するためには
冷凍に限らず、生のものを調理するときも同じですが
中までしっかり加熱することが大切です。
上で紹介した惣菜半製品は凍ったまま揚げたり焼いたりするものが多いですが
凍ったまま揚げたり焼いたりすると中心まで火を通すのが難しかったりします。
外は熱々、中はひんやり半生!ということもありますので
火力や温度を調整してじーっくり火を通すようにしてください。
私もちょうど今日のお昼に焼くだけのハンバーグを調理したのですが
片面ずつ弱火でじっくり焼いて一見焼けているように見えたものの、
中心部分が「ちょっと不安…」な焼け具合でした^^;
※ もう一度焼きました。
「焼きすぎ」「揚げすぎ」と思うくらいでちょうどいいかもしれません。
一度切ってみてちゃんと中まで火が通っているか、熱々に加熱されているか確認すると安心です。
調理するときには素手で扱わず、箸を使って
調理の箸と食べるときの箸は別のものを使うようにしましょう。
一度解凍したものの再冷凍は避けてください。
冷凍→解凍の過程で細胞組織が壊れてしまうので
食感が悪くなり美味しくなくなる…というのもあるのですが、
雑菌がついて傷みやすくなってしまうのが一番問題です。
特にお肉やお魚、家庭で作ったつくり置きのおかずは要注意!
冷凍して、解凍して、やっぱり食べ切れなかったからもう一度冷凍…とやると
2回目の解凍の時には傷んでいます。
再冷凍しないで済むように、一度に使う分だけ切り分けて冷凍したり
一度に食べる分だけ小分けに冷凍したり工夫しましょう。
冷凍食品での食中毒 まとめ
・生の食品を冷凍した惣菜半製品は加熱調理をしっかり行う。
・冷凍しても死滅しない菌がある。
・冷凍のものを調理するときは中までしっかり加熱する。
・解凍したものの再冷凍はしない。
冷凍した食品からの食中毒についてまとめました。
冷凍してあると「菌は死滅してるだろうから大丈夫」と思ってしまいますが
保存状況や調理の仕方によっては安心できません。
市販の冷凍食品の場合はしっかり冷凍状態を保ち、
調理が必要なものは中心までしっかり火を通すこと。
まとめ買いや作り置きなど、ご家庭で自分で冷凍する場合は
食中毒予防の三原則に従って冷凍前に原因菌がつかないようにすることも大切です。
冷凍は便利ですし保存期間も延びますが、あまり過信せず
生ものと同じくらい注意して調理しましょう!