こんにちは!
お彼岸にはおはぎをお供えして食べますよね!
時期が近づくとスーパーなどでもたくさん並び、
ふと食べたくなるときがあります。
そこでふと、「どうしてお彼岸におはぎを食べるんだろう?」
「ぼたもちも似てるけど別物なのかな?」
という疑問を持ったことはありませんか?
昔からの風習として当たり前にやってきたことでも
よくよく考えてみると分からないことだらけ。
子供に聞かれても答えに詰まってしまいますよね><
この記事では、お彼岸におはぎを食べる理由やぼたもちとの違い、
お彼岸の期間中、いつ食べるもの?という疑問について
まとめています。
今まで何となく用意していた方も、ぜひこの機会に学んで
お子さんに教えてあげてくださいね!
お彼岸におはぎを食べるのはなぜ?
お彼岸におはぎを食べるのには色々な説があります。
一つは邪気払い。
昔から赤いものには邪気を払う効果があると言われてきました。
神社の鳥居や柱なんかも赤いですよね。
小豆にも邪気払いの効果がありますから、小豆を使ったおはぎを
お供えして食べるようになった、という説があります。
おはぎではなく、お赤飯をお供えする地域もあります。
もう一つは、特別な御供え物をして功徳を積むという意味があります。
昔は米も砂糖も高級品で、おはぎはめったに食べられませんでした。
そんな特別な食べ物をご先祖様にお供えしたり、ご近所に配ったりすることで
自分の功徳になると考えられており
比較的簡単に手に入るようになった現在でも習慣として
お彼岸にはおはぎをお供えしたりおすそ分けしたりして
みんなで食べるようになっています。
おはぎとぼたもちの違い
「おはぎ」と「ぼたもち」、同じに見えるけど別物なのかな?
と思っている方は多いかと思います。
私も長年違いが分からずにいました^^;
実は「おはぎ」も「ぼたもち」も同じものです。
漢字で書くと「お萩」「牡丹餅」。
つまり…
ぼたもち: 牡丹の季節 → 春の食べ物
ということで、同じものではありますが季節によって名前が変わります。
春のお彼岸でお供えするのがぼたもちで
秋のお彼岸でお供えするのがおはぎですね。
同じものを呼び分けているだけですから、
「こっちがおはぎで、こっちがぼたもち」というような違いはありません。
強いて言えば、小豆は秋に収穫されますから
採れたての小豆で作るおはぎは皮ごと使えるつぶあん。
日がたつと小豆の皮が固くなるので、春のぼたもちは皮を捨てられるこしあんが多いです。
ちなみに、おはぎやぼたもちはご飯を軽く潰して作るので
お餅をつく時のような大きい音がしません。
「いつ搗いたか分からない」=「搗き知らず」で
夏は夜船(夜の船はいつ到着したか分からない=着き知らず)、
冬は北窓(北の窓からは月が見えない=月知らず)
とも言われています。
最近では年間を通して「おはぎ」で統一しているお店が多いですね。
お彼岸のおはぎはいつ食べる?
お彼岸におはぎを食べると言っても、お彼岸は1週間ほどあります。
正確にはいつ食べるのが正解でしょうか?
お彼岸の中日である秋分の日はこの世(此岸)とあの世(彼岸)が最も近づく日ですから
お供えするならこの日が最適です。
あまり長くお供えしっぱなしではなく、傷まないうちに食べちゃった方がいいので
いつ食べるかと言ったら秋分の日(その日のうち)でしょうか。
ですが、これは地域や家庭によっても違います。
彼岸入りに食べたり、お墓参りの日にお供えしてその日に食べたり…。
特に何日、と決めずにお彼岸の期間中に食べる方が多いです。
特に決まりはありませんので、お供えしたら早めに食べるようにしましょう。
余ったものは冷凍保存しておくこともできますよ♪
お彼岸のおはぎ まとめ
・昔のおはぎは高級品だったため、特別なものとしてお供えしていた。
・おはぎとぼたもちは同じもの。季節によって呼び分けしている。
・秋はつぶあん、春はこしあんが多い。
・おはぎはお彼岸の期間中いつ食べてもよい。
お彼岸におはぎを食べる理由とぼたもちとの違い、いつ食べるかについて紹介しました。
私自身、幼少期はお彼岸の時期におはぎを作る母や祖母を見て
「亡くなったじーちゃんが甘党だったのかな?」なんて思っていました。笑
時期が近づくとお店の棚に並んだり、ご近所や実家からおすそ分けされたりと
季節を感じるおはぎ。
ぜひ故人に思いを馳せながら美味しく頂いてくださいね♪