こんにちは!
日本では1月1日に正月のお祝いをしますが、テレビなどでは旧正月の中国の様子を紹介されたりもしますよね。
中国での旧正月は盛大にお祝いされていますが、そもそも旧正月はどんなお祝いでどんなことをするのか考えてみたことはありますか?
この記事では、中国の旧正月についてどんなことをして過ごすのか、春節との違いは何か、また、新暦の1月1日はどう過ごすのかについてまとめてみました。
これを知れば旧正月のニュースがもっと楽しくなりますよ♪
中国の旧正月は何をする?
旧正月とは?
旧正月とは旧暦の正月のことで、旧暦での元日とそこからの数日間のこと。
1月21日~2月20日までを毎年移動します。
日本でももともと旧暦の考え方がありました。
お盆を8月にやったり7月にやったり(関東など一部地域)するのはお盆がもともと旧暦の7月だからですね。
カレンダーでもたまに日付の下に小さく「旧暦○月○日」と書いてあったりします。
日本で「正月」と言えば、新暦の1月1日から三が日のことを指しますが、現在でも一部の地域・一部の寺院では旧正月のお祝いをしています。
旧暦は農業と密接な関係があり、旧暦を基にして農作業を行っていました。
その旧暦での年初めというのは農家にとってとても重要な日。
「今年も農作業がうまくいきますように」という豊作祈願の儀式でもあったのです。
旧正月にすること
中国の旧正月のお祝いは日本のお正月とよく似ています。
旧正月の前日、除夕(日本で言う大晦日)から親戚などが集まり、特別な料理を食べて宴会をします。
この時の料理は魚やギョウザ、お餅などが一般的で日本のおせち料理のように作り置きではなく全て当日に作ります。
お年寄りの長生きを祝い、「新年おめでとう!」と言い合って子供たちには赤い袋でお年玉をあげるのが習慣です。
その他、新しい服を買ったり親戚へのあいさつ回りをしたり、現在では禁止されていますが、爆竹を鳴らしたりもしていました。
また、旧正月の時期はどこの企業でも長期休暇があるのでその休暇を利用して日本で爆買い!というのも近年話題になっていますね。
中国の旧正月は主に家族団らんを重視しているため、この時期は実家へ帰省する人たちで一斉に大移動が起こります。
旅行を計画している方は交通機関の混雑に注意してくださいね!
日本と中国の正月の違いについて、別の記事でも詳しく紹介しています。
興味があればこちらも併せてチェックしてくださいね♪
旧正月と春節の違い
旧正月の時期にテレビなどを見ていると「春節」という言葉も耳にします。
あれ?旧正月と春節って一緒??と疑問を持った方もいるのではないでしょうか。
1章でも書きましたが、旧正月とは旧暦の正月のことで日本語です。
中国での旧正月 = 春節
というイメージですね。
言葉の意味は同じですが、旧正月をお祝いしている国は中国だけでなく韓国・香港・ベトナム・シンガポール・インドネシア・・・とたくさんあるので「旧正月 = 春節」ではありません。
中国の旧正月が春節です。
中国ではもともと旧暦を使用していましたが、グレゴリオ暦が採用されてからは新暦の1月1日を「元旦」、旧暦の年初めを「春節」と呼ぶようになりました。
中国の1月1日の過ごし方
中国では、春節は一年のうちでももっとも重要な行事で盛大にお祝いされます。
じゃあ、新暦の1月1日はどうなのか気になりますよね^^
中国では新暦の1月1日とその前後数日間、日本のお正月の時期はそれほど重要視されていません。
新暦の1月1日は中国でも「元旦」であり祝日ですが、それ以外は普段どおりのようですね。
1月1日は単なる休日という感覚で、お店なども通常営業していますし何か特別な過ごし方をしたり、有給休暇をつけて長期のお休みにしたり・・・ということはありません。
日本のお正月の時期は中国ではまだ年末、という感じで特別華やかさはありません。
この時期に中国に旅行に行くと「新年のような、年末のような」というちょっとした違和感を感じる方も多いようです^^;
ですが、中国の中でも若い方々は新暦の1月1日をお祝いしたり、都市部のホテルなどでは外国人向けのカウントダウンパーティなどがあったりもします。
中国の旧正月 まとめ
・旧正月はもともと豊作祈願の儀式だった。
・中国の旧正月は日本の正月と同じように家族・親戚が集まって宴会をする。
・中国の旧正月は主に家族団らんが重視される。
・中国では新暦の1月1日を「元旦」、旧暦の年初めを「春節」という。
・中国では新暦の1月1日はそれほど重要視されない。
中国の旧正月についての概要と新暦の1月1日の過ごし方についてまとめました。
新年のお祝いが日本と中国で1ヶ月くらい違ったり、お正月の時期には中国ではまだ年末の雰囲気だったりと色々な違いがあるんだな、と思いました。
でも、やることは日本と同じで親近感が沸きますよね♪
日本ではお正月気分も大分抜けた1月終わりから2月ごろ、華やかに盛り上がる中国に思いを馳せるのもいいのではないでしょうか*^^*