こんにちは!
夏の始まりに幻想的に瞬くホタルの光。
ついつい時間を忘れて魅入ってしまいますよね♪
ホタルといえばあの黄緑色の光ですが、何のために光っているのか疑問に思ったことはありませんか?
光る生き物はたくさんいますが、よく考えれば目立ってしまいますし敵に狙われやすくなるような気もしますよね。
この記事では
- ホタルはなぜ光るのか
- どんなメカニズムで光るのか
など、意外と知らないホタルの謎について深堀していきます!
目次
ホタルはなぜ光る?
ホタルが光る理由は主に3つあります。
- コミュニケーションのため
- 警戒している
- 酸素の無毒化のため
それぞれ詳しく紹介します。
コミュニケーションのため
一番有名なものだとこれでしょうか。
オスのホタルとメスのホタルがコミュニケーションを取るために光っていると言われています。
オスは強い光でメスに求愛し、繁殖します。
いわばプロポーズですね♪
ちなみに、ホタルは種類によって点滅の間隔が違います。
この光り方の違いで種類を判別しているとも言われていますね。
警戒している
ホタルは警戒したときもよく光ります。
例えばクモの巣に捕まってしまったときなどですね。
私も子供の頃に近所のホタルを捕まえたことがあるのですが、手の中で何度も強く光っていました。
今思うとあれは警戒していたのかもしれません。
悪いことをしました・・・。
酸素の無毒化のため
人間にとって酸素は必要不可欠なものですが、大抵の生き物にとって酸素は毒です。
人間もあまりに酸素濃度が高くなると体調が悪くなったりします。
光る生き物は、酸素を無毒化する過程で光る物質が生成されるといわれています。
ホタルの光にはコミュニケーションや警戒の意味もありますが、どちらかと言うと、無毒化する際の発光をコミュニケーションや警戒色として利用している、という感じです。
ホタルのメスも光る?
ホタルが光るのは、オスのホタルとメスのホタルとのコミュニケーション。
求愛行動だと紹介しました。
ではメスのホタルは光らないのでしょうか?
結論から言うとメスのホタルも光ります。
メスのホタルは弱い光を出しながらじっと待っていますが、オスからの強い光を受け取ると、自分も強い光を発して合図をします。
求愛行動、と聞くとオスがメスに対してアピールするもの、というイメージですよね。
例えばクジャクなどは、メスにアピールするためにオスだけが豪華で派手な見た目になっています。
生き物というのは、オスだけが派手だったりオスだけの特徴があったりすることが多いです。
ホタルについても「オスしか光らない」と思っている方は多いですね。
もちろんホタルの種類はたくさんありますから、どちらかと言うと光らないホタルの方が多いくらいです。
その中でも光る種類のホタルはオスメスともに光るものがほとんどで、オスしか光らない種類は珍しいです。
ちなみに、光る種類のホタルは卵も幼虫も光るそうですよ。
ホタルが光る仕組み
ホタルのあの黄緑色の光、どのようなメカニズムで光っているのか不思議ですよね。
ホタルの発光の仕組みを簡単にまとめると・・・
2. 生成された物質をおしりにある発光器から放出
3. 発光
このようになります。
うみほたるも同じ仕組みで発光しています。
電球のように熱くなることはありません(冷光といいます)。
光る生き物は頭や目の近くが光ることが多いのですが、ホタルの場合光が強いので、視界を遮らないようおしりに発光器があると言われています。
ホタルはなぜ光る? まとめ
・ホタルが光るのには警戒や酸素の無毒化の意味もある。
・光る種類のホタルであれば、オスメスともに光る。
・ホタルは卵や幼虫も光る。
・ルシフェリンという発光物質をルシフェラーゼという酵素で分解することで光っている。
ホタルはなぜ光るのか、理由と仕組みについて紹介しました。
夏の風物詩でもあるホタル。
幼少期から親しんできた存在ですが、意外と知らないことも多いですよね。
求愛行動というのは有名ですが、警戒して光っていることもあります。
ホタル鑑賞をする際には、ぜひホタルが光る理由についても考えてみてくださいね!